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2007年01月30日

葬儀社様、接遇研修会、第1日目報告 (加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今日のスケジュールは、お昼過ぎに現地に到着し、
迎えの車でそのまま葬祭ホールに到着して研修スタートというパターンです。
今回は、思いがけずに社長のお出迎えをいただきうれしかったです。
お昼には、名物の美味しいお蕎麦をいただきました。

今日の研修会終了は多分、夜7時~8時にはなるでしょう。
以前には午後10時終了という時もありました。
その後、もちろん東京に帰ることは出来ないので、一泊して翌日に帰京となります。
もし、その翌日に葬儀が入らなければ、
もう一度、葬祭ホールを使って研修会の仕上げという場合もあります。
研修会は、あらかじめ詳細のプランは立ててありますが、
かかる時間は、この日にやることと、スタッフの能力に左右されます。
大体は時間が足りなくなりますが、今回はどうなるでしょうか…。


昨年オープンした、法事専用ホール2階の部屋に、スタッフが集合しました。
明日もホールだけでも2件の葬儀が入っているとのことで、
忙しい準備の中を集まって来ました。
研修用に作成したテキストに沿って私の講義が始まります。
まずは、この日のメイン講義からです。
①御社が、お客様に対して大切にしていることは、何ですか?
②あなた自身が、お客様に対して大切にしていることは、何ですか?
③葬儀のお客様には、どのようになって欲しいですか?
④あなたは、どのような葬儀スタッフになりたいですか?
テキストの最初に書かれている文章です。

葬儀の仕事の本質は、「チームワーク」です。
どんなに優秀な葬儀担当者でも、ひとりだけでは何も出来ません。
また、スタッフ達が違うことを考えていたり、目的を見失えば、
絶対に葬儀の成功はありません。
スタッフ全員が、気持ちをひとつにまとめること、
葬儀への思いを共有すること、お客様を大切にする気持ちを確かめ合うことは、
葬儀の接遇を学ぶ以前に、とても大切なことなのです。

今回は、新しいスタッフも多く入ったということで、
一番強調して欲しいと社長から言われていました。
葬儀社におけるビジョンという意味では、
トップである社長自身にも「どうなりたいのか」という思いがあって当然です。
どのようなスタッフになって欲しいのか、どのような葬儀社にして行きたいのか等…。
「常に、スタッフ達に自ら語って欲しい」とお願いをしました。
そして、スタッフにはスタッフ同士の人間関係こそが大切であることも、
伝えさせていただきました。
この葬儀社様の接遇は、段階としては初級から中級へと変化して行く時を迎えています。
しかし「接遇に、初級も中級も無い」と私は思っています。
それは、接遇とは、自分が今出来る最高のことを、
お客様にして差し上げることに尽きるからです。
どなたにも分け隔てなく、今の精神誠意を尽くすこと。それだけです。

 

 

研修会はこの後、ロールプレイングとして、
法事や精進落としの接遇を中心に、お客様の迎え方や、喪主様への言葉がけ、
お料理の置き方と声のかけかたなどの接遇を確認して行きました。
新人にもどんどんやってもらいます。
彼女達にはすぐに現場が待っているのです。
案の定、夜7時を過ぎても2つのロープレが残りました。

このまま続けることも検討しましたが、この日は終了させて、
翌日、朝9時から、午後に葬儀が始まる直前までに、
残りの研修を消化するという段取りにして、この日は終了しました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年01月30日 00:36

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