春には結婚19年目に入ります。
私みたいな嫁と長年付き合ってくれている夫に、感謝です!
そして又、息子たちの卒業と入学が重なる年です。
3つ違いで産んだので仕方がありませんが、3年前の春もとにかく大変でした。
次男の謝恩会や卒業旅行の幹事もしていたので、正直バテました・・・。
この3年間がものすごい早さで過ぎました。
子供たちもあっという間に大きくなりました。
背丈はとっくに越されています。
もうすっかりそれぞれの道を歩いているという感じでほとんど手はかかりません。
でも、息子たちは嫌がるでしょうが、まだまだ愛情はたっぷりと注いで参ります。
子供の成長はうれしいけれど一抹の寂しさもあります。
そろそろ子離れの準備と共に、自分の人生をさらに謳歌するための、
次の準備にも入ろうと思います。
夫は、「今でも十分に謳歌しているじゃないか・・・」と言いますが。
現在の仕事の環境を作るまでに10年かかりました。
ですから又、これからの10年間、何かにチャレンジしたいのです。
そろそろ<最後に人生を賭けるもの>という意味で、
さらに私を掘り下げて行きたいと思っています。
もちろん現状を維持して頑張りながら、さらなるその先、10年後の私・・・
夢は、大きくふくらみます。
毎年、年末年始は、次の研修会のアイデアを練る絶好の時間です。
暮れには掃除という単純作業をしていると、
次から次へと色々なアイデアが浮かびました。
その度にメモしたり、気がつくとパソコンの前でカチャカチャやっています。
主な掃除は、私のデスクの上に山積みになった、
いつからのものか分からない資料の整理でした。
大体は、夏位からのもので下から順に重なっています。
テキスト類は、データをハードディスクに整理するようにして、
紙類は捨てるようにしていますが、やたらに捨てることが出来ません。
名簿はもちろん、それを眺めれば、あの時の受講生がどこに座っていて、
どんな話をしたか・・・一人ひとりを思い出します。
名刺の整理も大事です。
いただいた年月ごとにファイルに並べます。
講義の「イイ感じのフレーズ」や、「今後使える事例」など、
テキストの裏やメモ用紙に書いたものにも必ず目を通します。
井手社長なんか、終わったテキストは帰りの空港のごみ箱に捨てくると言います。
拾った人が「今は、亡き故人の・・・」とか「ご出棺でございます・・・」、
なんていう司会テキストを見て、びっくりしているかも知れません。
接遇のテキストだって「お骨箱の渡し方」や「棺のふたの閉め方」、
なんて見てびっくりするかも知れません。
それよりも何よりも、突然、井手から電話がきて、
「いつかのあの時の資料、あるかな、早く欲しいんだけど、すぐに見つかる?
見つからない?ねえ!どっち??」なんて、
切羽つまった電話がかかることがあるので、
その他の資料も、むやみやたらに捨てることは出来ません。
その他、新聞や雑誌、ビジネス紙などの「接遇」「音楽」「医療」「緩和ケア」「葬祭」・・・
などなど気になるカテゴリーの記事を切り抜いてあります。
そこに、子供たちの学校関係、病院のボランティア活動、
主宰するコーラス隊のコトが入ってきます。
とにかくいらないものは「捨てること」が大事ですが、
今年こそは上手なファイリングも考えて行きたいと思います。
さて、私のお正月気分は元旦までで終わりです。
気持ちは今年の研修会へと馳せます。
昨年は「駆け抜けた!」日々でした。
「今年ももっと駆け抜けるぞ!」という意気込みです。
あらゆることに、責めて、チャレンジして行きます。
今年も益々厳しくなるであろう葬祭業界でしょう。
そのスタッフ教育は、例え接遇研修会であっても、
受講生は生半可な気持ちで参加してはいけないと思っています。
「どのくらい真剣な気持ちで葬儀の仕事をしているか」
ということが問われるのも、研修会だからです。
接遇研修会の目的は何でしょう。
良い接遇を身につけることで、お客様は喜びます。
この葬儀社なら、気持ちよく葬儀が出来ると分かれば多くのお客様が集まります。
それはイコール、商売繁盛=経営の安定=生活の安定=社会への還元・・・
と続き、その為の、「気持ち」と「形」を学ぶのが、接遇研修会です。
研修会は勉強です。
講師側がひとつのやり方を提示して、スタッフ自らが、出来ていることと、
出来ていないことの確認をして、次への目的設定をする所までが含まれます。
講師の目的は、受講生を育てること。
お世辞やヨイショばかりで人は育ちません。
職場の人が指摘しにくいこと、誰もが言ってくれないことを、
ハッキリと伝えるのが講師としての私の役目です。
今年も本音で語ります。
どうぞ怖がらないでください。
研修会というせっかくのチャンスに、
受講生には少しでも成長して欲しいから私も真剣に向き合います。
「会社の即戦力となり得る葬儀スタッフを育てるために、どうしたらよいか・・・」
「スタッフ自身に【接遇体質】を備えるには、
どのような研修会を提供したらよいのか・・・」を常に考えています。
そしてもうひとつ、葬儀スタッフとしての成長は、
「人」としての成長なくしては語れません。
受講生に求めることは、研修会以前に、
人との関わりの基本的なことが出来ていることです。
普段から「人にやさしくできる」
「困っている人がいたら手を差し出すことができる」人であって欲しいのです。
葬儀の現場以外でも同じです。
それが出来ない人が、お客様の前でだけ特別に出来るとは思いません。
又、リーダーでもスタッフでも、会社の仲間にやさしく出来ない人が、
お客様にだけやさしく出来るとも思いません。
葬儀社の中に、言葉の暴力などのセクハラや、
いじめがある・・・なんて、お話になりません。
まず、そこから改めないと「お客様を満足させる」なんて、
10年、いや100年早いということです。
悲しみのお客様は「待った無し」で我々のサービスに期待しています。
絶対に期待を裏切ってはいけないのです。
そして、葬儀スタッフ自身も、生き生きと仕事をして欲しい。
葬儀の仕事を選んだことに誇りと自信を持って欲しい・・・。
その「一念」で、今年も講師加藤は、「猪」のごとく突っ走ります!
皆様と、どこかでお会いできる日を心から楽しみにしています!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。