さて、日本の人口は2004年の12月がピークだったと新聞にありましたが、
今年からは団塊の世代の大量離職に伴い、
社会構造の変化に一層の拍車がかかるでしょう。
一部の業界では「団塊マネーで景気高揚」という好意的な見方もあるようですが、
葬祭業界は、ここ10年来の大きな変化の渦の中で益々彷徨っていくのでしょうか。
実際に企業の淘汰が進み、セレモニーの在り方も変わりつつあります。
弊社も気を引き締めて一歩ずつ前進あるのみ。
FUNETも各システムのバージョンアップや新コンテンツの開発、
そしてサポート体制の強化など課題が山積みです。
人材育成・人材教育の分野でも、新たな試みにチャレンジするつもり。
目先の事を一つずつクリアするだけで精一杯な怠け者が、
年初くらいは年間の目標を立てて気持ちを新たにしています。
飛躍の年にしたいですねえ。
数日前、サンタの格好をした私ですが今日は仏教のお話でも。
12月のクリスマスは今や一大イベントになりました。
しかし、仏教でも12月には大切な節目がございます。
12月8日の成道会(じょうどうえ)がそれで、
お釈迦様が悟りを開かれた日です。
決して真珠湾攻撃の日ではありませんぞ。
この成道会の他に、4月8日の花祭り…お釈迦様の誕生日と、
2月15日の涅槃会(ねはんえ)…お釈迦様が亡くなられた日が、
三佛忌(さんぶつき)と呼んで、仏教徒は最も心に留めておく大切な日です。
人間は「節目」を大切にして生きています。
人生での進学や就職や結婚も、一つの大きな節目に当たります。
長い人生行路に節目をつけて、気持ちを新たにする。
古来からの人間の智恵ですね。
正月は、一年という区切りをつけ、節目として再スタートするわけですから、
大いなる気持ちで2007年に船出して行きましょう。
本年も宜しくお願いします。