媒酌人不在の披露宴が定着して、10年以上が経ちました。
我が夫婦が結婚した20年ほど前には必ず媒酌人(仲人さん)が居て、
かしこまった、ちょっとくすぐったい様なプロフィールを紹介され、
高砂の席で顔が赤くなってしまったのを覚えています。
しかし媒酌人が姿を消してしまった現在は、
司会者がプロフィールを紹介するパターンが増えました。
司会者は、プロフィール作成という仕事も請け負うようになってきています。
FUNETのような、ナレーション自動作成システムがある訳ではないので、
新郎・新婦の生い立ち+2人が知り合ってからの事…と、
自分で柱を立てながら校正していきます。
まぁ、これも10年以上作り続けているので、億劫ではなくなりましたがね。
披露宴での、最近のブームは何といっても「サプライズ!」。
誰かが秘密で企画をして、感動を~って奴です。
例えば…
・新郎か新婦の誕生会。
(相手に秘密でバースディーケーキやプレゼントを用意します)
・新郎が新婦に秘密で愛を捧げる歌を熱唱。
(新婦に内緒で、新郎はカラオケに通い続けるそうです)
・新郎新婦以外のカップルやご両親を呼び出しケーキ入刀。
(この日が結婚記念日のカップルを呼び出すことも多いです)
・余興の方々が2人に内緒で、凝った演出を披露…なんてのも多いですな。
先日の披露宴では、
新郎のお母様の企画でキャンドルサービス入場をする新郎新婦を驚かせる為に、
参列者全員が垂幕の後ろに隠れるという大掛かりなサプライズもありました。
確かに楽しいですよ。
しかし、サプライズを実行するためには、
誰かに秘密で企画をしていかなければならない訳ですから、
司会者は新郎新婦とは別にサプライズを企画した方とも、
別打ち合わせをしなければならないと言う事です…。
しかもサプライズ事項は、進行表に書き込む訳にはいかないので、これが厄介。
別紙に書き込むので、本番中に落としてしまう可能性も大きい訳です。
(サプライズ飛ばした事例は、最近の司会者の失敗談でよく聞きます)
しかし、サプライズが成功した時には、感動が2倍にも3倍にも広がります。
「サプライズ」=「驚かせて、感動を…」。
感動なしの面白いだけのサプライズにならないように、
司会者もしっかりと方向性を見据えて、
打ち合わせに取り組むように心掛けたいと思います。
新年の喜びに結婚の喜びが加わり…幸せ一杯のお2人。
私も頑張らなくちゃ!!