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2007年01月17日

個人葬の司会を終えて<葬儀編> (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

葬儀並びに告別式は、葬儀と告別式を分ける形式で執り行われました。
葬儀は、遺族・親族で15分程、焼香を含めて執り行い、
その後15分程の空き時間を挟み、参列者も合わせての告別式。
弔辞も3人予定されていたので、ナレーションは今日もなしです。

 

 

「弔辞の時や奉呈の時のスタッフの動きって、どんなパターンが多いですか?」
という質問を葬儀社さんから頂きました。
私は、何箇所かの葬儀社さんの司会を担当させて頂いているので、
よそのやり方をお聞きになっているようです。
要点は、
・読まれた弔辞を本人が包みにしまうのか?
・スタッフやレディーさんがしまってあげるべきなのか?
・弔辞中、そのスタッフは何処で待機しているか?
という質問でした。

様々なパターンを見かけますし、私には判断がつかない質問ですが、
私が弔辞者だったらマイクをセットしてもらってからは、
弔辞中は1人にして欲しいですね。
弔辞が終わったら、弔辞をしまい奉呈して頂くのは、有難いですけど…。
中には、弔辞中もぴったりと弔辞者の横に待機しているレディーさんもいますけど、
映像的にも被るし、弔辞者の気が散るような気がします。
しかし、弔辞が書かれている用紙を弔辞者が最期まで読み上げ、
終わりかな…と思ってスタッフが出て行ったら、引き続きアドリブで話し出し、
出てしまったスタッフは引っ込むに引っ込めずに困った…
という話も聞いたことがあります。接客って難しいですね…。

今回はマイク出しをしたらスタッフは下がり、読んだ弔辞をしまうのはご本人。
そして最期に、スタッフが3本まとめてお寺さんに奉呈というパターンでした。
やはりこのパターンを一番多く見かけますね。

弔辞も皆さん結構長く、出棺の時間が迫り心配でしたが協力的なお寺様。
この会場もお棺は表周りの階段を使い、厳かに霊柩車は斎場へ向かわれました。
本当は、ピアノを弾き、父を送りたかったというピアニストの喪主様。
年配でピアノを弾ける男性は魅力的ですね。
故人も音楽界の草分け的な存在の方。
この方のお陰で今の音楽業界が開けたと言っても過言ではないでしょう。
92歳の故人様、大変お疲れ様でございました。
ご冥福をお祈りいたします。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年01月17日 00:00

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