略歴ナレーション作りの為に取材した用紙を頂きましたが、
出生地・誕生年月日・ご両親の名前・ご兄弟・最終学歴は書かれているものの、
結婚前の情報が極端に少ないのが現状です。
取材用紙はご遺族に書いて頂く場合が多いので、
若かりし頃の故人をよく知らないのは当たり前ですね。
そこで、私は略歴ナレーションの前半にはFUNETの追悼文の時代背景を引用します。
誕生された年の日本には、どんな出来事が起こったか?
更には、幼少期や青春時代の日本はどんな時代だったか?
故人の情報が無くても、時代背景によってどんな日々を過ごされたのか、
だいたい想像して頂けると思います。
そして結婚・家族・仕事・プライベート(趣味)で構成していきます。
もちろんイントロとエンディングには、
FUNETのナレーション文章作成システムから故人のイメージに合うもの、
更には自分が読みやすい好きなナレーションを選びます。
今回は、1月の季節ものを選びました。
井手社長は、まめに月々のナレーションを作りFUNETに追加していますからね。
式前にメモリアルコーナーでお写真をご覧頂いているので、
ナレーションを聞きながら故人のお姿を彷彿して頂けたのではないでしょうか。
軍服姿・結婚前の奥様とのツーショットなどの写真もあり、
セピア色に輝いている故人…。
百聞は一見にしかず!!
…悲しいかな、ナレーションの聴覚情報より、
写真の視覚情報の方がインパクト強いでしょうね。
素敵なメモリアルコーナーでした。
そして故人のお好きだった演歌や童謡で綴られたシンセサイザーの生演奏。
お別れでは、娘さんが号泣していらっしゃいましたが、
きっとこのお式で少し心の整理がつき、徐々に癒されていかれるのでしょう。
バタバタと忙しい中で執り行われる葬儀ですが、
ご遺族にとって何か、心にしまって頂けるようなお別れの場にしていきたいものです。
故人をお送りすると同時に、ご遺族様にはエールを贈りたいですね。