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2007年02月03日

ニュースからの雑感(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

永遠の愛誓う 葬儀場で結婚式(Yahoo!ニュース)

三重県桑名市で在日ブラジル人カップルがちょっと変わった結婚式を挙げ、話題を呼んでいる。何と会場が葬儀場。日本人だとぎょっとする話だが、キリスト教信者が多いブラジル人は婚礼も葬儀も教会で開くとあって、厳粛であれば場所にはあまりこだわらない。「国際貢献になるなら今後も」との葬儀場の申し出をブラジル人らは「広くてきれい。結婚式以外でも使いたい」と歓迎している。(一部抜粋)

一昨日でしたでしょうか。
お昼にヤフーを眺めていたら、トップニュースに掲載されていました。
「葬儀場で結婚式」
ホテル並みに設備の整った現代の葬儀会館で、ついに結婚式が行われた。
結構衝撃的なニュースでした。

結婚式を行ったのは在日ブラジル人カップルとのことで、
結婚式も葬儀も同じ「教会」で行う風習を持っていたため、
葬儀会館で結婚式を行っても抵抗が少なかったかもしれません。
日本人カップルでは、難しいでしょうね。
それでも、葬儀会館の新しい可能性の一つとして、
「葬儀場で結婚式」は興味深いニュースでした。
ついでに、このブラジル人カップルには葬儀会館で金婚式もして欲しいですね。
桑名昇龍殿も、結婚式等の葬儀会館の活用を今後も模索するそうなので、
注目しています。

では、日本人が葬儀場で結婚式をする未来はあるのか…と想像してみましたが、
ほぼ無いでしょうね。
今回の例でみると、日本人が葬儀場で結婚式を行うようになるためには、
日本人の宗教・信仰心が深まる必要があるでしょう。
その上で、葬儀会館が「宗教儀礼を行う厳粛な空間」になっている状況ならば、
葬儀場で結婚式を行うのも抵抗感が少なくなるかと思います。
その場合は、神前式のシェアも伸びていると思いますが。
…ほぼ無いでしょうね。

ただ、日本人の宗教や信仰が、若干深まりそうな雰囲気があるのが、
リタイア世代の巡礼ブームだと思います。
「信仰」を感じると言うよりむしろ、「歴史」を感じるという目的で、
神社やお寺を回っているのかもしれません。
それでも、高齢者における宗教のニーズは増しているように思います。
葬儀が宗教に強くに関わる事業であるならば、
こういったニーズを汲み取るのは、一つの使命かもしれません。
例えば、葬儀会館でお坊さんの「法話会」。
例えば、葬儀会館で百人一首のカルタ大会。
どうでしょうか。
ちなみに、ニンテンドーDSの百人一首ソフトは、結構売れているようです。

そんな訳で、葬儀会館により宗教色を持たせることが、
一つの魅力になって来るのではないかと思った、
ブラジル人カップルの葬儀場で結婚式のニュースでした。
会館の差別化を図るべき今のタイミングで、
「宗教色」という点は、「家族葬」の次のキーワードになってくるのではないでしょうか。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年02月03日 01:04

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