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2007年02月13日

脳内出血1 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

1月2日午後。
朝から体の調子が悪いような、そんな気がする。
正月だから疲れているのかな、とりあえず2階で寝ているから、
とセンゲンするが、30分もすれば1階の居間へ…
どうやら様子がおかしい、なんたって2階に居るのが心配になってきた。
昨日観たロードショーが効いたかなあ、
これは風邪ではないぞ、とその内…視界が暗くなってきた。
おや、ただ事ではない。

おかあさん、おかあさん!
ソファーに座って「SOS」を出す。
自分では何が何だか…分からない。
不調を訴える私に、すぐに家内が対応してくれた。

普通じゃないよ、救急車を要請しようか。
ところが自分のために正月から救急車というとちょっと。
いや、あの…ちょっと待って…少しだけ待ってと、
もうシドロモドロで口が回らない。
これは絶対おかしい、頭が付いていかないのだ。
結局、救急車の世話になった。

玄関を出て、乗車するまでは意識がある。
何せ正月の2日だから、近所の人が見ている。
救急隊員と何を喋ったかもきっちり憶えてる、はずだが…。
でも、自分の誕生年が出てこない、誕生日があやふやだ。
あれれ…その後は、もう覚えが無い。

軽い脳内出血!
気がついたら、まったく別世界。
病院のベットで、しかも集中治療室のような感じ。
日付も…3日の夕方だろうか。
それからの2日間。
特に意識がハッキリしない。
症状も…やたらと睡魔が襲うようだ。
気がついちゃ、また寝ているという、繰り返しか。
夜中に目が覚めた。
眼が痛いのだ。
あー、コンタクトしたまんまじゃない。
付き添いの看護師に言って、あれ?どうして外したっけ。
記憶が朧げだなあ。

九州から親戚が、それに工場長も。
えー何でここにいるの?
んーそういうことか…やっと冷静になれたようだ。
この時点では、少しおかしいけど、自分の意識下ではそう感じている。
自分のことが、とりあえず理解できるのだ。
夜中にオシッコ、尿瓶に取り出しながら…脳内出血か…
親父は脳卒中で亡くなったけど遺伝するのだ、
高血圧の人が殆んどらしいけど、(参ったな)俺はまだ若いのになあ。
九州の親戚は2日間俺の部屋に寝泊りし、良く喋って帰って行ったそうだ。
工場長は、私が倒れた日に連絡をもらって翌日東京へUターン。
あいつは元旦に帰ったんだよな。
…皆にも迷惑を掛けたなあ。

脳内出血とは・・・
脳内出血の主な原因は、脳損傷あるいは脳の血管の異常(動脈瘤・血管腫)。
そのような原因が無い場合に最も多いのは、高血圧性脳内出血に伴うもの。
(私の場合がこれです)
脳内出血の発病率は、1.000人に2人で、一般に年配者に多く見られます。
高血圧の影響で起こる高血圧性脳内出血は、血圧が慢性的に高いと、
血管壁に常に圧力がかかる事によって、血管に小さな弱い部分が出来ることがある。
これが微細動脈瘤と呼ばれるものです。
この微細動脈瘤から、組織内に出血することがあるのです。
血液が脳組織を刺激し、脳浮腫を起こします。
一方で血液は集って塊になり、血腫と呼ばれます。
つまり、脳組織の膨張と脳内の血腫の存在の両方が、
脳組織に徐々に圧力を加え、最後にはそれらを破壊してしまいます。

だけど、正月で良かったなあ。
救急車を呼んだが道は空いてるし…。
何より、俺が家にいたからね。
家族も皆揃ってたし、それに軽傷で何より。
おまけに体質改善から習慣病から「アリトアラユルもの」をゼーンブ見直そう。
人生は、2度ある。
とりあえず、タバコと酒を禁止して、ダイエットに勤めている。

長いこと留守にしていたが、少しずつ書いていこう。
無理はしないようにして。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年02月13日 00:05

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