1月2日、右手が痺れると言いながら1階のソファに座りSOS、
家内がア行を言ってみて「あ・あぇ・うぃ・うぉ・え」、
じゃあカ行は「あ・あぇ・うぃ・うぉ・え」てな具合で即救急車。
娘が救急車の到着を道に飛び出て待っている時、
私はパソコンの前でまだ仕事をしようとしていた。
まったく私には自分が見えていなかった。
退院時の記録だけど、握力は右手33キロ、左手38キロ。
右手も左手もどうしようもない。
退院後1週間目は、右手38キロ、左手42キロ。
今思えば、1週間で随分戻っている。
退院後2週間目は、右手42.5キロ、左手45キロ。
トレーニングの成果も出て、90パーセントまで復活している。
この年だから、病気になる前の握力数値が見当たらないが、
記憶によると左手はマックスで47キロ、右手は53キロ程度だ。
よし、いい調子だぞ。
これは脳内の出血跡が綺麗になっていく過程で取り戻すレベルらしい。
しかし退院後一ヶ月が過ぎ、これからはリハビリに頼らざるを得ない。
顔の筋肉が、右側だけが10パーセント落ちていて、
よーく見ると少しだけ曲がっているのだ。
笑ったときの、上唇の開きが左右対称ではなく、エクボの大きさも若干違う。
元来、人間の身体は左右対称ではなくてどちらかにズレている。
私の顔は、左側が落ちていた。
つまり今回の病気で、左側が落ちていたはずの顔が、右側が落ちたことになる。
丁度バランス良くならないのが残念。
んーなんとも不思議だ。
発声練習、これはかなりのレベルまでもって来たが、まだまだ。
病気にかかる前と比較して、納得がいくレベルではない。
ただ少し状況が見えてきた。
言いやすい箇所と言いにくい箇所の違いである。
例えば同じマ行でも、「マ」は言いやすく「ム」は言いにくい。
他の行でも割と同じ現象が起こっている。
きっと同じ原因から来ているはず。(研究してみよう)
この病気の特徴は、口が【もつれる】こと。
もつれるのが嫌だから、どうしても意識して発声すると一日は長い。
そこで普段と同じレベルに落とすと、途端に口がもつれるのだ。
少しずつ上げていくしかないのか。
のんびりとやるかな、ここまでが順調だったから。
食事は塩分控えめにして、原則ダイエット。
現在の体重が約72キロで、目標はあと6キロ減量。
何といっても66キロが理想体型かなと思っている。
ただし、これ以上のダイエットは無理が生じるだろう。
腹が減って仕方がないのだ。
1年掛けて、ゆっくりとチャレンジしたい。
今の私の血圧は、125の85が一番平均値としている。
年齢から言って、少し低すぎると思われるだろう。
ところが、私の血圧は入院中も8日目の夕方突然上がった。
180近くになり、もう一度測っても同じである。
急遽、もう一錠降圧剤を飲んだ。
それ以来、私の遺伝性が強い血圧はいつ上がるか分からないらしい。
よって上を125に想定して、低めの血圧で調整することとなった。
厄介だから、タバコを止め、塩分を控えめにした。
出来る努力は、惜しみなくやるつもりだ。
散歩していると、あっカメラを持って来れば…と思うことがある。
やっと普通に戻ったのかなとさえ思う。
というわけで、暇を持て余してカメラを構えることが多くなった。
今年は例年より一足早く梅の時期を迎えた。
文章ばかりじゃ詰らないので、梅の写真でもどうぞ。
レンタルDVDは相当観まくった。
何せ字を読んだり書いたりすることが、とても負担になるのだ。
本も相当買ったが上手く読みこなせない。
とりあえず気楽に観れて、気楽に楽しめるDVD。
次回は、そんなDVDからの情報。
<おしらせ>
今までエッセイは毎日更新しておりましたが、
私の病気をきっかけに、土日は原則お休みにしょうと思います。
月曜~金曜の業務時間内での更新に改めます。