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2007年03月05日

個人葬の司会を終えて<葬儀編> (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

…赤い顔をしたご導師様。
聞けば、ひどい花粉症だそうです(かわいそうに)。
しかし、約40分のお勤めの間、1度もくしゃみをしない、鼻もかまない。
素晴らしい。
私は花粉症ではありませんが、咳の風邪をひいてしまっているようです。
インフルエンザにかかったばかりだと言うのに、今度は咳ですか…。
暖冬だと言うのに、何故でしょうねぇ??体力が落ちているのかな。
さて、前回の通夜編の続きです。


ここのホールの館長は、女性です。
以前の工場長のホール見学エッセイを見ると、
女性館長のホールは掃除が行き届いていて綺麗!と絶賛していました。
それは、昼間に行くとよく分かります。
ここのホールも、本当によく綺麗に掃除されています。

また、館長はいい意味でお客様ととてもフレンドリーです。
以前葬儀をされたご遺族が遊びに来たり、電話をかけてきたりするそうなので、
よく受け入れ、心のアフターケアまでして差し上げているようです。
私が事務所でお茶を頂いている間にも電話があり、
ホールにいらっしゃる時間等をお話されていらっしゃいました。
(なかなか出来る事ではありませんね)
面倒見の良さと懐の深さに、皆が集まってくるのでしょう。

さて、今回のナレーションもFUNETを使って、
通夜は略歴ナレーション、葬儀では一般的なナレーション5分ほどのものを作りました。
故人の情報がほとんど無かったので、1つの情報を膨らまし、FUNETをフル活用。
私って、ナレーション作りに関してのFUNETの活用方法、かなり上手いと思います。
また、この葬儀社様のメモリアルコーナーは、いつも充実していますが、
FUNETのパネルも良いですよ。

BGMは、加藤講師のピアノ「春海」が最近のお気に入りです。
綜合ユニコム株式会社から発売されている、
「母のうた・希望のうた」の2枚組みCDの中の1曲です。
先日の井手社長の音声エッセイのBGMとしても使われていましたね。
自分の気持ちがトーンダウンでき、優しい気持ちになれますよ。

葬儀の前に弔電の確認を、喪主様にさせて頂きました。
昨日の通夜よりも随分、落ち着いていらっしゃる様子に一安心。
通夜葬儀は、故人とのお別れの場として執り行うお式ではありますが、
ご遺族ご親族が集まり、残された故人の身近なご遺族に、
力を与えてくれる要素もあるように思います。
昔からの気心の知れた親戚の顔を見ると、ホッとする事がありますからね。
そして一晩ホールにお泊まりになり、故人様と過ごす事で、
いくらか気持ちが落ち着くのでしょう。

通夜に比べると張り詰めた壊れそうな雰囲気が、幾分和らいでいるように思います。
誰が決めたのか、通夜葬儀はいろいろな意味で、
「心のけじめ」を付ける場として、うまく組まれているなと思います。
この喪主様は、通夜葬儀の様子など何も覚えていないかもしれませんが、
少しずつ自分を取り戻し、奥様との思い出を胸にしまわれる日が訪れる事でしょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年03月05日 09:20

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