本を読むのに集中力が続かなかったし、パソコンで文字を入力するのも…。
リハビリと称して事務所への徒歩通勤と共に、
DVDを観て時間を潰すのに…まあ苦労はしなかった。
思うに邦画人気復活は、裏事情もあるだろうけど時代は変わっている。
我々以前の子供は、身体を使って何かをじっと見る機会があった。
意識して、映像をしっかりと見ていたはずだ。
映像はまだまだ珍しかったし、夢中になれた。
映像の世界がウソだということを、よく理解していた。
今の子供は、生まれながらにして人為的に作られた映像の中で育っている。
どちらが良いとか悪いとかではなく、そうなっているのだから仕方がない。
ただ今の子供たちは、映像作りが上手いと思う。
こんなに映像の洪水の中で育っているのだから、当たり前か。
ところで、現実の世界はワンカットだと言った監督がいる。
朝起きるときも、寝た時と同じ場所で起きるはずだから繋がっている。
昨日も今日も明日も…ずっーとワンカットの連続だ。
15秒のコマーシャルで15カットあったりするのに…。
映画は2時間で5000カットあったりするのに…。
人生はどこまでいってもワンカットの連続だというのだ。
生涯かかってワンカットでしかモノを見ていないと言うのだ。
でも人は、ワンカットでしかモノを見ていないかもしれないけど、
平面ではない、3次元の世界を体験しているのさ。
映像という2次元の世界は、所詮ウソの世界。
おまけに「偽りの記憶」というのかな、
遠い昔の思い出ほど都合良く記憶しなおしているらしいですぞ。
実際には起こらなかった事件まで、人間は記憶してしまうらしいのです。
まあ、そこまでは例外だとしても、誰にでも記憶違いはあるはず。
生涯ワンカットの人生を、3次元で体験している人生を、
2次元平面の映像で、多カットで映し出す…。
葬儀のシーンでの追悼DVDは将来誰でも作れるだろう。
何を見せたいのか、何が創れるのか、
そして何が「偽りの記憶」に関係しているのか。
うーん、なかなか面白い。
変化は、確実に中心とは関係の無いところで始まっている。
さて間もなく4月と言うことで、
今年もやって来ました「葬祭ディレクター技能審査」。
19年度版の案内書がとりあえずアップされ、
それによると昨年とほぼ同じかな。
私は「接遇」がどうなることかと思っていたが、
19年度は現行のままで行くということだろう。
申込期間も4月20日~5月21日(月)の1ヵ月で、
1級・2級共に、学科試験は200点満点、
幕張、司会、実技筆記は60点満点、接遇は20点。
私は接遇がいずれ50点になり、
実技4科目全て50点満点になるのではと思っている。
また昨年から、採点表が郵送されるようになって、
受験者も苦手か科目が分かりやすい。
受験対策も科目別というのが出来る可能性があるだろう。
間もなく始まるなあ。