2012年
女性の社会活動を支援するために、妊娠・出産の時点において、将来、保育園等の育児援助サービスを受けることが保証されるシステム
こちらは、実現するのではないでしょうか。
出産や育児に関する取り組みは、各企業で盛んになってきていると思います。
ここ最近では、ソフトバンクが従業員で5人目以降の子供が生まれた時に、
500万円の育児支援をするという制度が目立っていたように思います。
(第3子で100万円、第4子には300万円)
2013年
地震検知の全国ネットワークの構築による、50km程度以上離れた地震に関して地震到達前に情報が伝達される防災システム
地震大国日本ではかなり重要!
特に、阪神大震災の恐怖を味わっている私としては、早く実現して欲しいところ。
…何分前に情報が伝達されるのか気になります。
2013年
産・学・官の人材流動化が促進され、協力・共同活動が頻繁に行われ、製造技術の革新が図られる
これは、すでに幾つかの箇所で行われていると思います。
慶應義塾大学の「エリーカ・プロジェクト」など。
もっと増えても良いと思いますが、そのための制度を作るということなのかな?
2013年
不正侵入検出のための、インターネットにおける発信元の逆探知、トレースバック
ネット上で犯罪が起きたときは、今でも発信元を特定することは可能です。
この時期には、個人ユーザが、リアルタイムに逆探知が出来るかも知れません。
信頼性の高いネットワークを作るという意味では、重要なステップだと思います。
2014年
女性の人的資源活用のため、結婚、出産、育児と仕事の両立化を推進する社会的環境(例えば上場企業の3割で託児保育施設の設置される等)が我が国で実現する
先の項目の発展版ですね。
女性のための項目ですが、この頃は男性も育児にコミットしていると思われます。
2015年
遺伝子組換え植物・食品に関する一般市民のポジティブな理解とコンセンサスの形成
文脈を見ると、「遺伝子組換え食品を積極的に取り入れていきましょうね!」という
感じに見えなくもないですが…。
2017年
廃車のごみ問題をほぼ完全に解決する自動車のリサイクル技術
田舎に行くと、たまにスクラップ工場に自動車が山積みされている風景を見ますが、
あの廃車が、より有効活用される仕組みづくりをするということでしょうか。
資源の少ない日本では、重要課題かもしれません。
2021年
不用製品の回収・処理に関する製造者責任が法的に規定され、使用材料の90%以上がリサイクル(サーマル、マテリアル)される設計・製造・回収・再利用システムの一般化
上記の発展版ですね。
「再利用」というのは、今後、重要なキーワードになりそうな予感…。
2021年
燃料電池(Fuel Cell)を搭載した交通機関(自動車、船舶など)
これは実現すると思います。
燃料電池だけでなく、小型の発電所のようなものが持ち運び出来る、
そんな時代が来る気もしていますが。
2022年
体内の標的細胞内部の任意の部位に薬や遺伝子を運ぶ、外部からの信号によって誘導されるナノキャリアシステム
2023年
生体内の任意の位置にある1mm以下のガン組織の検査技術
2028年
ナノメートルのスケールで原子や分子を操作・制御したり、物質の構造や配列を制御することによって革新的な機能・特性を発現させる製造技術
纏めてしまいましたが、最後の方は、
「ナノテクノロジー」「医療(バイオテクノロジ-?)」で、
夢を語っている雰囲気を感じました。
専門家の皆さんも、
「まあ、外れても許されるだろう(生きていないだろうし)」
と、気楽に予想したのかもしれません
ただ、実現すれば医療も、生き方も変わってくるのでしょうね。
日本人の平均寿命も、より上がるかも…。
以上、ザクッとピックアップしてみました。
他にもたくさん載っていますので、興味のある方は、未来技術年表で確認してみては。
人間、まず想像が出来ないと、それに向けて実現できないので
このような未来予測は重要だと思います。
実現しないかもしれませんけれども。
ただ、見ていて楽しいものでした。