さて研修は、冒頭の右脳トレの発声練習。
文字を見たらすぐ声には出さず、何文字でも良いから先を見て、
それからさっき見た文字を声に出す。
この繰り返しが難しいらしい…が、司会者なら誰でもやっている基本だ。
夜道を懐中電灯で照らす時に、足元を照らす人はあまりいないでしょう。
何メートルか先の道を照らしているはずです。
この右脳トレから始まって、左脳トレ・各宗派のデータの取り方・
施行報告書・打ち合わせの重要性・6つのテクニック、呼吸図など…
順番に項目をクリアしていけば、どんな司会が良いのかイメージが湧いてくる。
これが一番大事なところで、イメージが明瞭に浮かぶ人ほど上手くなる。
だって、イメージが漠然としていたり、間違っていたりではどうしようもない。
だから積極的に私自身が実演するのだ。
祝儀と不祝儀の使い分けでは足りないのだ。
ぶつ切り・つっかえ・上げ下げの抑揚…葬儀口調と言われるものは、
出来る限り抑えて、普段話している通りに話す。
これが基本中の基本で、一番聞きやすい。(コツはもちろんありますが)
初級は「進行アナウンス」と「弔電」に的を絞って皆さんに実演してもらった。
特にラストのオリジナル弔電の課題は、30人分聞きました。
最後になればなるほど、上達しますねえ。
最近、本当の意味で初心者が多いが、司会の立場から見てとても良い事だ。
まったく「読み癖」が付いてないので、割とすぐに修正が効く。
「4月から採用になりました」と言って入ってくる人も多い。
それとこの研修を長いこと続けているので、全国に良い先輩が増えた。
結局のところ、普段から聞いている葬儀の司会が、
癖がなくて、聞きやすい司会が良いに決まっている。
また、弊社の音声トレーニングCD(商品だよ)を持参して、直に質問する人も。
4月から音声トレーニングCDを聞いてりゃ上手くなるよ。
それと、BGMの質問もいただくようになった。
音楽著作権の事を心配しているのだろう。
コンプライアンスは厳守しましよう。
それから今回はセンター長クラスの参加者が多かった。
現場に帰って、決して葬儀の司会は担当しないだろうが、
皆さん真面目に取り組んでいただいて感謝しています。
自社の社員の教育という観点から見ても、正しい司会の在り方は知っていて欲しい。
ついでに言うと、幕も接客もきっと同じだと思います。
何人かにFUNETへの質問も受けましたが、案内を送らせていただきましょう。
弊社ホームページからFUNETのリンクがありますので、
色々と試聴(視聴)ができますよ、是非!
「 FUNET 」
最初から「お手本」となるべき音声を聞くのは理想的です。
それに、ナレーションの作成も簡単!
また、司会の演出だけではなく、「DVD」や「追悼文」や「思い出のパネル」など、
トータルで遺族の希望を叶えてください。
ただ様々な環境があるでしょうから、近い内に会員向けのサービスを開始予定です。
<宿舎で>
夜の宿舎での雑談です…まずは香典返し。
千葉の一部と和歌山の一部では、現金らしいです。
それも、業者が予め用意するとか…大変だあ。
スタッフは仕事の度に、お金の袋詰めらしいですよ。
千葉では、土日になるとパチンコ屋さんが両替がわりです。
500円玉足らないもんねえ。
関東人と関西人のお茶に対する意識の差。
荒っぽい話ですが、関西系の人々は余りお茶を楽しむことがないのかな。
もちろん、関東系の人との比較の問題ですが…。
(極端な話、お客様に水を出すところもあるらしいとか…)
実際、返礼品のお茶の価格の差は歴然のようですし、当然売上高も。
関西の人から見れば、お茶は何処まで行ってもだだのお茶だー。
因みに私もお茶処に住んでいるので、100グラム3000円を高いと思いませんよ。
福島からの参加者の自己紹介が話題に。
今回福島からの参加者が多かったが挨拶の冒頭、
方言の「おばんでやんす!」が定番になっていました。
その話の中の一つに「三春」というのは、
三つの春が同時に来るから「三春」なのだということです。
三つの春とは、桜・梅・桃らしいです。
へえー! ホントだよね