さて、愛知県の葬祭団体でのロールプレイング研修会です。
「接遇実践講習会」と名づけられたこの研修会は、
各葬祭ホールを回りながら、3年位継続されている、現場スタッフ向けの勉強会です。
真宗大谷派の葬儀進行にのっとって、
スタッフ2名~3名体制の「模擬葬儀の接遇実践」を学びます。
式場は、本番さながらの準備がなされています。
集まるスタッフは、結構緊張するようです。
あらかじめ今回用に進行表を作ってありますが、
細かい部分は、スタッフそれぞれのキャラクターによる所が大きいです。
葬儀スタッフとしては、儀式が始まれば、多くの言葉は要りません。
儀式に相応しい動作や態度が、試されるのです。
スタッフには、今までの葬儀経験の中で、
「ナニを身につけて来たか」ということが、試されます。
そして、勉強会ですから、この日に学んだことを、
今後の仕事の中で活かしていく努力も必要です。
また、葬儀の接遇は、
「この場所で、いきなり出来るようになるというモノ」ではありません。
「出来ない人は、出来ないなり」に、「下手な人は、下手なり」に、
それを自分でどう感じ取って次へのステップを踏み出すかが重要です。
前回の基礎研修会にも参加してくださいましたが、
40歳代後半から50歳代にかけて、
新たに葬儀の部門に配属されたスタッフの方が、数人おいででした。
葬儀の中で、見るもの、やるもの、すべてが初めての経験ということです。
その皆さんが、それぞれに一生懸命に学ぼうと、努力をなさってくださいました。
私は、その学ぶ姿に胸が熱くなりました。
人はいくつになっても、新しく生まれ変わることが出来るのですね。
どうか、葬儀の現場でもその気持ちでチャレンジしていただきたいと思います。
そして周りの方々も暖かく見守っていただきたいと思います。
応援しています。
毎年、このロールプレイング研修会をお手伝くださる、
Sセンター長の講義も絶好調でした。寺院様役もぴったりとはまって来ました。
事務局はじめ多くの皆さんのお支えがあって、
今年のロールプレイング研修会が始まりました。
今年は、この真宗大谷派の葬儀進行の接遇マニュアルを作り上げることも、
一つの目標としています。
私は、ビデオ撮影と写真にまとめて、マニュアル作りの宿題に持ち帰りました。
次の研修会までには、たたき台を作ろうと思っています。
多くの、頑張る葬儀スタッフとの時間は、私にとってもとても心地よい時間でした。
次の研修会は、6月です。
次は「足助」という場所まで、伺います。