« オンセイ☆エッセイ#23 (DJ☆Kazz & Kojocho- ) | メイン | 記念講演とパーティーの司会を終えて (石川 元) »

2007年06月05日

葬儀司会研修in新潟 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

新潟はここ数年、元気が良い状態が続いているようだ。
県内のホール数は140から150位じゃないかな。
それに対して死亡者数は約23000人程度だろう。
もうそろそろホールも限界かなと思っているが、
ドミナントで展開を計画しているところがまだまだあるようだ。

今回の初級講習会参加者は30名で眼一杯。
司会未経験者がほとんどである。
ただ、蓋を開けてビックリ、皆さん、かなり上手いです。
どうして最初からそんなに出来るのですか?という疑問が湧いて質問してみた。
答えは簡単、フィードバックしているらしいのだ。
過去に研修に来られた先輩が、癖のある司会の駄目さをしっかりと指導し、
これからの司会はこうだ…そのためにやることはこれとこれと…、
きちんと指導していてくれて嬉しい限りだ。

佐渡…司会を始めてそんなに経験がないようだが、初級レベルは完成の域に近い。
やはり先輩が指導してくれるらしい。(うーん良い先輩だ)
「力むすび」は今でも、つまりホール葬になってもやっているらしく、
宗派によって「力むすび」の渡す場所が、焼香後だったり、焼香前だったり…。
いやあ見てみたい、面白いですなあ。

岩舟…この男性はまだ若く司会経験がないけど、すぐに上手くなるだろう。
新しいホールの予定があるらしいので、経験を積めば問題ない。
きっと先輩にも、癖のある懐かしく、悪い司会がいないのではないか。



北蒲原郡…平塚の初級にも来られたのに連続参加した女性。
きっと司会が好きなんでしょうが、平塚の後にかなり練習したのでは。
大分上達していて良かったですね。
理屈は理解したようだから、自分で進んでいけますよ。

西蒲原郡…4名も参加されたが皆未経験、でも癖がなくてヨロシイ。
若い入社したての男性が3名と引率の女性が1名。
この日の結果を見る限り、伸びシロは一番感じられた。
ホント、最初に初級は来るべきだなあと思う。

柏崎…司会経験半年の女性。
少し経験があると癖が目立って仕方ないのだけど、まるで違った。
彼女も先輩に教えられて上手くなったようだ。
最初から、私の言うことが予想できるらしく、研修には確認に来たという雰囲気。
これは上達しますな。



ざっと感想を述べたが、初級は下手で当たり前。
それだけに上手い人が目立った。
他人の司会を聞けば、自分の司会が見えてくる。
聞くことが、どれだけ重要かが分かります。
FUNETの会員さんもいらしたが、出来るだけ音声を聞くように言っといた。
特に【音声ライブラリ】を徹底的にね。
まだお若い方なので、欠点がモロに出てしまうが、
自分の何を修正すれば良いかが分かれば、後は早いはずです。

ここ数年の感想だけど、新潟の系統の司会のレベルは高い。
商圏に比べても、大分高いと思うのだが…。
同じ系統内を全国で比べても、葬祭事業への取り組みが早かったところは、
司会に関しての話だが、昔の悪い癖を引きずって酷いと思う。
そして、そのことに気付いていない。(残念)
皮肉な話だが、遅れてきたところほど、昔の葬儀の「司会口調」は大受けする。
まるで世界観が違うようなものだ。

今、県内で7000弱は施行しているようだが、後はサービスの向上だ。
実は福岡でやらせていただいた「葬儀の基礎知識」の様々な写真や、
葬祭に関する疑問に答える意味で、葬儀の歴史観もお話した。
この歴史観が、葬祭に纏わる様々な謎を解くヒントだ。

司会が上手いだけでは駄目で、サービス業としても向上して欲しい。
頑張ってください、お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年06月05日 08:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/1072

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.