今回の初級講習会参加者は30名で眼一杯。
司会未経験者がほとんどである。
ただ、蓋を開けてビックリ、皆さん、かなり上手いです。
どうして最初からそんなに出来るのですか?という疑問が湧いて質問してみた。
答えは簡単、フィードバックしているらしいのだ。
過去に研修に来られた先輩が、癖のある司会の駄目さをしっかりと指導し、
これからの司会はこうだ…そのためにやることはこれとこれと…、
きちんと指導していてくれて嬉しい限りだ。
佐渡…司会を始めてそんなに経験がないようだが、初級レベルは完成の域に近い。
やはり先輩が指導してくれるらしい。(うーん良い先輩だ)
「力むすび」は今でも、つまりホール葬になってもやっているらしく、
宗派によって「力むすび」の渡す場所が、焼香後だったり、焼香前だったり…。
いやあ見てみたい、面白いですなあ。
岩舟…この男性はまだ若く司会経験がないけど、すぐに上手くなるだろう。
新しいホールの予定があるらしいので、経験を積めば問題ない。
きっと先輩にも、癖のある懐かしく、悪い司会がいないのではないか。
北蒲原郡…平塚の初級にも来られたのに連続参加した女性。
きっと司会が好きなんでしょうが、平塚の後にかなり練習したのでは。
大分上達していて良かったですね。
理屈は理解したようだから、自分で進んでいけますよ。
西蒲原郡…4名も参加されたが皆未経験、でも癖がなくてヨロシイ。
若い入社したての男性が3名と引率の女性が1名。
この日の結果を見る限り、伸びシロは一番感じられた。
ホント、最初に初級は来るべきだなあと思う。
柏崎…司会経験半年の女性。
少し経験があると癖が目立って仕方ないのだけど、まるで違った。
彼女も先輩に教えられて上手くなったようだ。
最初から、私の言うことが予想できるらしく、研修には確認に来たという雰囲気。
これは上達しますな。
ざっと感想を述べたが、初級は下手で当たり前。
それだけに上手い人が目立った。
他人の司会を聞けば、自分の司会が見えてくる。
聞くことが、どれだけ重要かが分かります。
FUNETの会員さんもいらしたが、出来るだけ音声を聞くように言っといた。
特に【音声ライブラリ】を徹底的にね。
まだお若い方なので、欠点がモロに出てしまうが、
自分の何を修正すれば良いかが分かれば、後は早いはずです。
ここ数年の感想だけど、新潟の系統の司会のレベルは高い。
商圏に比べても、大分高いと思うのだが…。
同じ系統内を全国で比べても、葬祭事業への取り組みが早かったところは、
司会に関しての話だが、昔の悪い癖を引きずって酷いと思う。
そして、そのことに気付いていない。(残念)
皮肉な話だが、遅れてきたところほど、昔の葬儀の「司会口調」は大受けする。
まるで世界観が違うようなものだ。
今、県内で7000弱は施行しているようだが、後はサービスの向上だ。
実は福岡でやらせていただいた「葬儀の基礎知識」の様々な写真や、
葬祭に関する疑問に答える意味で、葬儀の歴史観もお話した。
この歴史観が、葬祭に纏わる様々な謎を解くヒントだ。
司会が上手いだけでは駄目で、サービス業としても向上して欲しい。
頑張ってください、お疲れ様でございました。