2泊3日で、葬儀スタッフとしての様々な初級知識を学ぶ勉強会です。
第36回は、20名の新人葬儀スタッフが、全国から集合しました。
20名という数は、講師にとってもとてもやり易い人数です。
全体に目が行渡り、個人にも対応出来ます。
特に、短い時間でのロールプレイングは、全員が練習実践出来るので、
受講生にとっては、達成感も違ってくるでしょう。
午後のロールプレイングでは、
事務局の方が、簡単な葬儀式場を作ってくださいました。
こちらの研修センターにある立派な大ホールは、椅子も机も重くて大変なのですが、
ご協力をいただきました事務局のKさん、本当にありがとうございます。
ここは葬祭ホールでは無いので、受講生には、控え室や通路など、
自分でイメージしてもらいながら、接遇の動きを実践しました。
最近の受講生の中には、
ロールプレイング研修の雰囲気を盛り上げてくださる方が多くいらっしゃいます。
これは男女に関わらず、それだけ葬儀の世界に「感性」をお持ちの素晴らしい人材が、
増えて来ているのだということです。
そしてこの葬儀団体にも、そのような優秀な方々が増えて来ているということです。
うれしい限りです。
代わる代わる、喪主様役、奥様役…などになって、
お客様の気持ちを体感しながら、臨場感あふれるロールプレイング研修になりました。
時折、初級研修会といっても、すでに数年のキャリアをお持ちの方がいらっしゃいます。
そういう方々にお願いしたいことは、
「新人に戻ったときを思い出して、素直な気持ちで、この研修会に臨んでいただきたい」
ということです。
数年、現場で仕事をしている人ほど、
このような機会に「自分の接遇レベル」をチェックすることが必要です。
出来れば、自分のクセや汚れを見つけて、落として欲しいのです。
講義の中で、いつもお話することですが、
「葬儀のプロ」とは、「お客様に対しての当たり前なことを、
徹底的にやり続けられる人のこと」です。
常に目の前にいるお客様は、葬儀に対しての素人です。
我々は、素人の気持ちも持ち続けることが出来ないと、
何かしらが間違った方向に行きそうな気がするのです。
(「どうせ、新人向けの研修会だ…」と、軽く見たときに、
すでにその気持ちは、あらぬ方向を向いているのかも知れません…)
研修会の中でも、お客様に対してのコトが「普段からきちんと出来る人」ほど、
基本的なことを馬鹿にしないで、真面目に、きっちりとやってくださいます。
「それです」
「出来る人は、ソコが違うのです!」
次回、この研修会は、大阪に場所を変えます。
西日本の頑張る葬儀スタッフたちとの出会いが、今からとても楽しみです。