メモリアルコーナーも社の発展と共に歩んできた故人の生い立ちをDVDで紹介し、
社の20周年や50周年と記念式典の写真や自社の製品構造の紹介などが、
パネルで掲示されておりました。
温かみと言うよりは、洗練されたという感じのメモリアルコーナーで、
やはり“社”が前面に出ていました。
“会社”と“家”の合同葬の場合、【葬儀の色】は、
会社やご遺族に了解を得て納得のいく形で方向性を決めていくのでしょうが、
何しろ本番まで時間との戦いですから、担当者さんも本当にご苦労だと思います。
司会者もナレーションを作る場合、
誰に取材をするかによって、内容が大幅に変わってきます。
会社の方に取材用紙を書いて頂けば、社歴に近い情報が多いでしょうし、
ご遺族に取材用紙を書いて頂けば、プライベートでの話が中心になるでしょう。
喪主様が故人の息子さんであり、会社の役員さんであれば話は早いのでしょうが、
そうとばかりは限りませんからね。
“会社”と“プライベート”適度に両方の情報が得られれば、ベストなのですが…
両者から取材をさせて頂くのも時間不足の場合が多いし…難しいところです。
今回は、担当者さんの指示により、
どちらにも偏らない短い一般的なナレーションを…と言う事でした。
ならば、【FUNET】で〔名前〕〔生年月日〕〔没年月日〕〔歳〕を入力しただけで、
自動で出来上がったナレーションをそのまま使わせて頂きましょう。
スケールの大きいプロローグをチョイスして、
後は自分のイメージしやすい読みやすいメイン文章を選びました。
今回のナレーション作成時間、わずか…3分。(申し訳ないようです)
さて、通夜は一般的な流れでしたが、葬儀は少々変則的で、
導師入場後、開式前に葬儀委員長よりの挨拶を頂き、開式。
導師のお考えで、開式後は宗教儀礼の場なので、
挨拶は控えて欲しいとの意向だったらしいので、
導師入場前に葬儀委員長の挨拶を頂く予定でしたが、
葬儀委員長の意向は、導師入場後に挨拶をした方が、
参列者の聞く態勢が整っているだろうとの見解だったらしいです。
そこで、担当者さんは、導師入場後に葬儀委員長の挨拶を頂き、
その後に開式、弔辞はなしで、導師退場後に弔電拝読の指示を出されました。
ん~苦肉の策なのでしょうが、このパターンもなかなかいいかも。
ただし弔辞があった場合、導師退場後だとキツイですけどね。
相変わらず、厳しい事をおっしゃる導師も居るものです。
担当者さんは、不平不満が出ないように事を収めていくのが大変ですね。
これだけ大きな葬儀を中1日で、準備するのは、他のイベントではありえません。
葬儀は本当に担当者さんの力量が成功、失敗の鍵を握っていると言えるでしょう。
とても落ち着いたいい葬儀だったと思います。
故人のご冥福をお祈りいたします。