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2007年07月02日

神々の国“出雲”での司会研修会 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

旧暦の10月に全国の神々が出雲大社に集まり神議されるので、
世間では<神無月>と言いますが、
この地方では10月の事を<神有月>と言うそうです。
(だから・・神々の国なのかなぁ~)
<ヤマタノオロチ退治><因幡の白兎><大国主の神話><大国主の国づくり>と
不思議な神話をたくさん持つ“出雲”での“葬儀風習!?”
ウソか?マコトか?興味深い話をお聞きしました。

 

①自分の敷地内にお墓を作れるってぇ!?
お墓を作る地点を中心に半径50m以内のご近所さんに了解が得られれば、
お庭にお墓を作ってもいいらしい。
確かに、至る所の庭に墓石がある。
昔からあるお墓だと思ったら、今からでもご近所さんの了解を頂けば、
庭にお墓を立てる事は可能だとか…。
(凄いですね~?神式の影響???)

②息を引き取られたら、出来るだけ早く通夜を設定するってぇ!?
このエリアは、お骨での葬儀が多いようですが、
準備が可能な限り早めの通夜を設定するそうです。
もちろん24時間経たないと火葬は出来ませんが、
早くお骨にした方が諦められるという心理かららしい。
東京では、よく諦めが付くまで火葬を延ばすという話を聞きますが、逆の心理ですね。
(分かるような気もします)

③焼香は、式場内の方からではなく、
式場外にお立ちの参列者から始めるってぇ!?
私の確認不足で、出雲のあるホールにだけ該当する話かもしれないのですが、
両サイドの通路から前方の焼香台に進み、中央通路をから式場外に抜けるらしい。
その為、式場外の参列者から焼香を始めないと導線の確保が出来ないらしいのです。
普通は、早く到着した方=式場内の着席をしている参列者からの焼香で、
中央通路から焼香に進むのが一般的だと思いますが、全くその逆と言う事です。
(おもしろい)

私の勝手な解釈での話しになっているかもしれませんが、
島根に伺い、初級司会研修会の講師を務めさせて頂きました。
この地で研修を担当させて頂くのは、3回目。
アナウンスのクセもなく、真面目な方が多いという印象を持っています。
今回も皆さん、一生懸命に私の話を聞いて下さり嬉しかったです。
最後の課題発表では、半分くらいの方は、
きちんと自分で読みの設計図を引けるようになっており、
テクニックを使えていたと思います。
残りの半分の方も今後の勉強の方向性は、理解して頂けたのではないでしょうか。
“いずも”さんは、【FUNET】の音声を何度も聞き、
感覚でテクニックをマスターするのも近道だと思いますよ。
読みの設計図が引けなくても、
上手いナレーションを何度も聞くと自然に上手くなりますからね。
(講師いらずですわよ~)

 

さて、充実した気分で帰路に着きましたが、
出雲空港にはコイン式のマッサージ器が置いてあります。
(空港はガラガラだし、やらない手はないでしょ~)
最新のマッサージ器で、ふくらはぎ、二の腕の加圧をしながら、
肩もみ、背筋伸ばしが出来る優れもの。
ビールを飲みながら、1時間近くこのマッサージ器にへばり付いていました。
おっと、飛行機じゃなくて、帰りは寝台特急にすれば良かったかしら…。
いずれにせよ!無事に研修会が終わりホッとしています。

担当のI様、O様、F様、大変お世話になりありがとうございました。
受講して下さった方々もどうぞますますご活躍下さい!
お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年07月02日 09:21

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