私は前日入りで宿泊し、初日が9時半スタート…6時まで。(宴会は6時半より)
2日目が8時半スタート(無茶苦茶早い)…3時半まで。
んー、たっぷりやるね。(どれだけやっても、ギャラは一緒)
時間の許す限りやったけど、喉が痛くなりました。
そういえば、下の写真では上着を脱いでやらせてもらっていますが、
10年前だったかな、受講者のアンケートで批判されたことが。
「上着を着用せずに講師をやるなんて、不謹慎だと思います」
当時は、ちょっとは気にしましたが、(気にする神経を持っていますよ)
それでも平気で受講生に「バカ」と言っていましたからね。(わけがわからん)
今、改めて写真を見て思い出します。(懐かしかー)
人に歴史あり、講師に上着あり…てね。(アホか)
今年の参加者は17名で、内訳は1級が7名に2級が10名。
初日は接遇(1.2級)と実技筆記(1.2級)と2級の幕張装飾。(初日からフルコース)
実技筆記の講義では、時間がたっぷりあるだけに、余計な話で脇道に逸れて、
盛り上がった挙句、なかなか戻ってこなかったので紹介しましょう。
ある葬祭センターでは、神道の飾り…特に神饌物で川魚として泥鰌(ドジョウ)を飾る。
神饌物のお供えで、泥鰌というのも精が付くんでないかい?(面白い)
泥鰌は、冬でも田んぼを掘れば出てくるから、つまり四季を通じて手に入るから。
(本当でしょうか、冬の秋田はかなり雪深いはず)
ということなのだが、かつてこの地域の人に、
金魚鉢に入れた金魚を飾ったことがあると聞いています。(ショック大きいわ)
川魚の代表が泥鰌というのも、凄い気がしますがね。
因みに神饌物(金魚)は、発柩後(出棺)にお墓の横にある側溝などに処理するらしい。
また、神道なのにお線香を立てる…こんなことは決して珍しくも無い。
洗米が、お榊の代わりになる…これも珍しくない。
洗米だったら、何人来てくれても困ることがありません。
(一人につき、一粒ずつですよ)
色々と脱線したけど、「神仏習合」の歴史観や「忌の分散」についての面白話です。
6世紀後半から、神の子天皇が篤く仏教を信奉したことにより、
何処のお宅でも仏壇と神棚が同居していたり…。
そういえば概論には、700年の僧鑑真の火葬は出ているのに、
何故か703年の持統天皇は出てないなあ…。
また、故人と縁(ゆかり)のある女性の手によって白い糸で、
糸尻を留めずに縫われた「ひっぱり縫い」の死装束。
それとは対照的に、武運長久を願って慰問袋に入れられた「千人針」は、
赤い糸で、糸尻を留めて、寅年生まれの女性の手によって縫われたのです。
糸尻を留めるということに、日本人が抱いてきた感覚がわかります。
盛り上がりついでに、そのまま宴会へと雪崩れ込みました。
皆酔うと、さすがに秋田弁はわからないなあ。
冒頭の幕張講師の乾杯の挨拶「へばなすたって」がわからない。
聞くと「それがどうした」という意味らしい。
色々と難しく、難関は立ちはだかるけど、「へばなすたって」で頑張ろう!
どうやら、そういうことらしいのだ。
色んな話ができたけど、中にはナレーションの創り方や素材そのものが欲しい…。
『FUNETにピッタリ』という方がいたので、しっかり営業もしましたよ。
<故人氏名>の入力だけで、考えうる限りのナレーションが選べます。
おまけに音声が流れて、悪いアナウンス癖の修正も一発ですよ。
実際に使っている方たちが言うのだから間違いないです。
ついでにFUNETでは現在、葬祭ディレクター対策が充実しています。
酔うだけ酔うと、門限を気にしつつ、半数ほどが夜の闇に消えた。
(こらっ、お前は去年1点足らなかったんだろうがっ)
この続きは次回。