もっともこの10年ほど、葬儀業界そのものが変わったけど、
ここは専門学校だからか、もっとずーと開放的なのだ。
おまけにサービス業専門に教えているところだから、教室の色使いが明るく、
アテンダントのために飛行機の中が再現してあったり、パソコンがズラーと並んだり、
ちょとした料理学校のような雰囲気もあり、結構見ていて楽しめる。
やっぱり女の子が多いというのが、華やかなんだよね。
我が業界のスタッフも女性が増え、今では若い女性さえ多くなりつつあり…
業務にしたって女性の進出が目覚しい。
司会や接遇は当然の事、担当者のみならず受注から納棺業務まで。
そんな中、割と古風な、それでいて結構狭い教室で講座がスタート。
平素はライバル?かも知れぬ業者が集っての講座は、やりにくい雰囲気も。
しかし、試験に受かるという目的は同じですから仲良くやりましょう。
今回、人数は少なめで17名です。(1.2級合同)
お陰でノンビリやれましたよ。
配布資料も2日間で、この数です。
(事務局のk氏が綺麗に纏めてくれました)
初日は【実技筆記】…昨年の超難関課題。
1級は当然ながら、2級ですら7割を取った合格者が5割チョイ。
もしかして、出された問題が難しかったのでは…と憶測も呼んでいる、
とかいないとか、いずれにしても第3者機関に採点を委ねているので、
妙な底上げは一切なし…なのかもしれない。(ウムウム)
余りの点数の低さに、今年から問題が6問⇒5問に変更。
しかも文章は原則箇条書きだというではないか。
少しは易しい問題になるでしょう。(多分ね)
出来れば、実際の業務と関係がある問題だと嬉しいですな。
この講座はあくまでも単発なので、毎年参加者の合格率が正確には掴めない。
しかしそれでも、全国平均よりは毎年グッと上だ。
だからといって受講生は必ず満点が取れるというわけではなく、
また平素の業務との関係で、正直司会も幕張も素人並ですが1級を…。
こんな要望に2日間で応えるのは、やっぱ厳しいなあ。
個人葬の司会もしたことない人に、現実の社葬の司会を任せますか?
講座だから無理難題は承知の上だけど、出来ないものは出来まっせーん。
我々が聞いて、司会業務をしたことのない人は直ぐ分かります。
審査官にだって当然分かるはず。
それを1級に軽く合格したい…と来るもんだから参るよね。
それでも、膨大な資料でなんとか頑張ってもらいます。
(落しどころちゅうもんがあるだろが…)
初日は途中で2級が退席し、1級の方のみ最後まで。
2日目は、1.2級個別に分かれて【幕張装飾】と【接遇・司会】。
試験当日は、1日4科目だけど…結構忙しいんじゃない。
実技試験の特徴で良く言われるのが、時間厳守。
それはそうだけど実は、幕張、接遇、司会の準備時間が極端に少ない。
つまり受験対策してないと、受からないということ。
どんな試験が、どういう手順で行われるか、特徴を掴むのは大事な事なのです。
昼食を挟んで各班が交替するのだけど、その余った時間にFUNET。
パソコンを3台置いていただき、自由に使わせてもらいました。
皆さんFUNETの葬祭ディレクター対策に集中してましたよ。
私が【接遇試験】と【司会実技】の音声を入れてますから聞いてください。
中には、ナレーション作りの便利さに「いいなあ!」と。
あるいは、追悼文があっという間にできるのも家族葬向きと…。
この日、参加者は無料です。(ご検討を)
幕張は広い教室で、たっぷり時間を取ってやっていました。
普段の業務でも幕を張る方は、つまり幕張が得意な方は、
講座の時間内に終わる方もいらっしゃいます。
そうでなくとも、試験日までに出来ればいいのでね。
焦らず、慌てず、一歩ずつ上手くなっていきましょう。
ただ最初は10分切らなくても、直ぐに9分台にはなるでしょう。
しかし1級の幕は、そこから先のタイムが縮まりません。
意外と良く出来た問題ですね。
接遇と司会は、これはコツですね。
司会に慣れているからといって、必ず良い点が取れるとは限りません。
たったの5分で、どう準備するかがポイントの一つ。
司会をやるのに5分は、普通じゃないですよ。
プロの司会者が大挙して押しかけても、初見なら無理でしょう。
時間内で説明を読んでも意味が良く分かりませんから。
とりあえず今年も葬祭ディレクター技能審査対策終了です。
この写真、何故笑っているのかわかりませんが、
最後くらいは私の笑顔でお別れしましょう。
残すところ2週間、試験当日は皆さん頑張ってください!
大変お疲れ様でございました。