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2007年08月27日

葬儀社スタッフの「会話術セミナー」開催(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ある関東地方の葬儀団体から、
「セミナーとして、お客様との話し方の勉強がしたい」とのご依頼を戴きました。
実は、「接遇は、お客様と話すことから成り立っている」と言っても、
過言ではありません。
葬儀はサービス業です。
目の前には常にお客様という「人」がいらっしゃいます。
マナーや、葬儀の中での動きという部分の勉強も必要ですが、
それ以上に我々には「話すこと」「聞くこと」の上達が求められています。
随分前から私もこのことに気付いて、様々なセミナーでご提案はしてきましたが、
接遇研修会となれば、どうしても見た目強化が先になるので、
ここまではっきりとした研修会内容としての実現はしませんでした。


そこで私は、「葬儀スタッフの会話術」と名づけて、
新たなテキストの作成から始めました。
葬儀接遇とカウンセリングのスキルをつなげた講義は、
今までも取り入れてきましたが、どちらかと言えば専門的な内容になっていて、
スタッフ方によっては、理解が難しかったかもしれません。
ですから今回は、「会話」に重点を置いて、ぐっと身近な内容にして事例も入れました。

社内の上司と部下の会話事例では、日常的に繰り返されている、
「ミスコミュニケーション(会話の行き違い)」を変えて行かなければ、
お客様とのコミュニケーションも改善されないことなどを解説しました。
「会話はキャッチボール」と言われます。
相手に上手に投げるには、何に注意をするのか、
又、投げた後には、どうするのか…など、
実際に小さいカラーボールを持って行き、スタッフの方に受け取ってもらったり、
目の前に落としたり…ゲーム感覚も取り入れて、会話上達についてのお話をしました。
又、「言葉」以外の非言語的コミュニケーションについての実践もいたしました。
お客様への近づき方や声のかけ方…。
お客様の信頼を得るための大切なことばかりです。

この日は、受講生が入れ替わりで、1時間30分を2回という研修会でした。
実践する内容も入れながらでしたので、あっという間の時間だったと思います。

今回の「葬儀スタッフの会話術」は、
これからの接遇研修会の中にも大いに取り入れて行くつもりです。
一つの研修会から、又、新しい講義内容が、確立されました。
葬儀スタッフが、葬儀のお客様と上手なコミュニケーションがとれるようになれば、
言葉の行き違いや、言ったとか言わないとかの間違い、
気持ちのすれ違いも避けられるようになると思います。
それ以上に、今よりもさらに、お客様の心の中に潜んでいる、
本当の気持ちに気付くことが出来るようになるのではないか…とも思っています。
大変お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年08月27日 09:14

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