式場に入った瞬間、大きな故人の遺影に向き合い献花をする方法は、
飲食を伴うお別れ会で、よく採用されますね。
今回のような立食の場合は尚更で、献花の時間短縮にも有効です。
入り口付近で、パーティーコンパニオンさんが、
籠から蘭の花を1つずつお渡ししていきます。
暑さでヒートアップした気分が、シンプルな祭壇と涼しげなプール状の献花で、
クールダウン出来るのではないでしょうか?
ホテルでの飲食を伴うお別れ会は、メリハリが付きにくく、
ともすればお祝いの席に匹敵する賑やかな会になってしまう事もあります。
ただ、今回のお別れ会は、和やかで、
更には故人を偲ぶ事の出来る理想的なお別れ会だったと思います。
またお茶目な故人のお人柄が紹介され、笑いあり、拍手あり。
参列者の節度をもった振る舞いにより、
故人らしい品のある温かいお別れ会になりました。
類は友を呼ぶ…生前の故人のお人柄ですね。
大型スクリーンで生い立ちを紹介している間も約15分、
ほとんど全員が映像に見入っていました。
その後、世話人代表の方から情報を頂き、
故人が学ばれ勤務された場所の順番に、当時の故人を良く知る関係者の皆様に、
思い出話を語っていただきました。
通常7名の追悼の言葉は、聞くほうもキツイのですが、
流石に大学の先生は話が上手い。
適度に笑い話を盛り込みながら、上手い事完結する。
聞く者を爽やかな気持ちにさせるスピーチばかりで、心地よかったです。
(これも話術でしょうか…!?)
さて、私が注目したのは、故人のご家族が胸の辺りに付けていた大きな蘭の花。
世話人の方々も少し小さめの生花が胸のポケット辺りに飾られています。
通常の葬儀では、ご遺族やお手伝いの方が、
生花を付けているのを見た事がなかったので、私にとってはとても新鮮。
いつもは、造花の菊かリボンですからね。
生花をふんだんに使われるこの会社ならではのアイデアかな??
本日の担当者、M様です。
仕事の出来る、若きエースといった感じ…ですね?
若いのに人の話をじっくり聞ける落ち着いた担当者さんです。
(弊社のこのページに出る事も快く承諾して下さいました)
故人のご冥福をお祈りしております。