参加人数は少なく16名でしたが、それだけ講座内容は充実します。
しかし、受講生は葬祭実務経験が半年以内。
司会どころか、現場で漸く働き始めたばかり。
やっと戦力になるかならないか…この講座は、それで良いのです。
葬儀の基礎・司会・幕張・接遇を、一編に学ぶわけですから。
私の司会講座は、受講生が眠くならないように、
テキストは必ずスライドで投影して顔を上げてもらいます。
マイクもたくさん回すようにしています。
スピーカでFUNETの司会音声ライブラリを聴かせたり、
CDデッキで音楽も流しています。(実は用意が大変)
…著作権のことも知っていてもらいたい。
(FUNETの司会音声ライブラリより)
初心者にとって、どうしても出来なくて不思議なのは、
「発声の右脳トレーニング」です。
小学1年生レベルの「ひらがな」が読めません。
眼に見えているのに、眼力(めじから)が弱くて読めないのです。
でもよく考えたら「ひらがな」は表音文字、図形に対して音があるだけです。
このあたりのコツは、セミナーでしっかりとやります。
弔電をブツブツ切って読んでいたり、進行アナウンスに音の高低の癖があったり。
最初の段階で、間違った方向に進まないように気を配ります。
悪い癖が付く事だけはどうしても避けたい。
導師との打ち合わせ方法、流れ作業ではなく、サービス業としてやるには…。
データもしっかり取らなければなりませんし、前後のミーティングも大切。
また小さなメモ用紙を常に携帯し、気づいたこと、疑問、何でも書き込む。
仕事は努力の積み重ね、これ以外に先に進む方法は滅多にありませんぞ。
今回(中には初めて)マイクを持って喋ってみて、
どう感じたでしょうか?
人の声がどう聞こえたのでしょうか?
様々な解説の後に聞くと、それまで聞こえなかった、
「音の向き」が、「音の流れの方向」が、聞こえていたはずです。
聞こえてくると面白い世界ですよ。
さて、外は台風で大雨、帰りの電車が気になりつつ昼食タイム。
この講座は朝も早くから(8時40分)始まり、
お昼もぐっと遅くて12時30分過ぎから取ります。
もちろん昼食タイムは1時間程度とりますが、かなり厳しくやっています。
今日のメニューはこれでした。
おー、「ひまつぶし」じゃなくて「ひつまぶし」。(ネタかよ)
私はこれに決定。
たったのこれだけなのに、カロリーが凄いですな。
皆さんはもう1泊して、クタクタになるまで勉強して帰っていく。
今日の夜には、宿泊棟に加藤(シニアインストラクター)が泊まります。
加藤の講座も朝が早く、2泊3日の研修は中味がたっぷり。
大変お疲れ様でした、これから頑張ってください。