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2007年09月18日

葬儀接遇「初級」研修会(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

台風の影響で、へとへとになりながらやっと到着した平塚で、
その翌日、葬儀の新人スタッフ向け「接遇研修会」が行われました。
受講生の皆さんは2泊3日の行程の中で、
葬儀スタッフとしての様々なことが学べる、いたれりつくせりの講座です。
一般の葬儀社様ではなかなか出来ないことです。
この団体ならではの、スペシャル研修会だと思っています。
私はこの研修会を10年近く講師としてお手伝いしています。

 

今回は16名の受講生が集まりました。
この講座は時として、50名近い受講生ということもありましたから、
それに比べたら、研修し易い人数です。
前日には、弊社の井手講師の司会講座も行われています。
受講生の皆さんは3日目ということで、初めて会った方とも仲良くなっている中、
いつも和やかに、最終日の接遇研修会が始まります。
午後までの4時間30分で、葬儀スタッフとしての接遇を切り口に、
仕事の基本姿勢からマナー、葬儀の接遇技術までをお伝えします。
現場に出て間もない方々や、まだ現場を知らない方もいるので、
実際の接遇場面を想像しながら…ということも多いでしょうが、
この研修センターの大きなスライド画面に、葬儀式場のレイアウトなどを映しながら、
念入りに説明をいたします。

 

午後には、簡単な接遇ロールプレイングを組み込んでいます。
椅子とテーブルだけで式場を想定して、お客様のご案内や、声のかけ方、誘導方法など、
実際に動いてもらいます。

 

私はこの研修会では、なるべく自分の失敗などもお話するようにしています。
葬儀の現場に出始めた頃の苦い体験や、喪主様に怒られた話、
華々しいことなどほとんど無い葬儀の仕事の中で、
一つずつ経験を積み重ね、一生懸命に頑張って来たことが、
今本当に自分の力になっていることなどを具体的にお伝えします。
現場には何ひとつ無駄な仕事は無いということを、それを経験した私がお話すると、
皆さんはとてもよく聞いてくださいます。
仕事をしながら覚えて行く、OJTが基本の葬儀という世界は、
半年仕事をした人は、半年分の仕事しか出来ません。
1年は、1年分の仕事です。一足飛びには行きません。
だからこそ、1回1回の現場を大切に、
練習をさせていただくつもりで、臨んで欲しいと思います。

台風一過。
午後は、昨日の雨、風はどこへ行ってしまったのかという、良いお天気になりました。
新幹線や飛行機などで、全国の地元に帰って行った受講生の皆さんが、
どうか活躍できますよう、心から祈ります。
皆様、大変お疲れ様でございました。応援しています!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年09月18日 08:05

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