今回は16名の受講生が集まりました。
この講座は時として、50名近い受講生ということもありましたから、
それに比べたら、研修し易い人数です。
前日には、弊社の井手講師の司会講座も行われています。
受講生の皆さんは3日目ということで、初めて会った方とも仲良くなっている中、
いつも和やかに、最終日の接遇研修会が始まります。
午後までの4時間30分で、葬儀スタッフとしての接遇を切り口に、
仕事の基本姿勢からマナー、葬儀の接遇技術までをお伝えします。
現場に出て間もない方々や、まだ現場を知らない方もいるので、
実際の接遇場面を想像しながら…ということも多いでしょうが、
この研修センターの大きなスライド画面に、葬儀式場のレイアウトなどを映しながら、
念入りに説明をいたします。
午後には、簡単な接遇ロールプレイングを組み込んでいます。
椅子とテーブルだけで式場を想定して、お客様のご案内や、声のかけ方、誘導方法など、
実際に動いてもらいます。
私はこの研修会では、なるべく自分の失敗などもお話するようにしています。
葬儀の現場に出始めた頃の苦い体験や、喪主様に怒られた話、
華々しいことなどほとんど無い葬儀の仕事の中で、
一つずつ経験を積み重ね、一生懸命に頑張って来たことが、
今本当に自分の力になっていることなどを具体的にお伝えします。
現場には何ひとつ無駄な仕事は無いということを、それを経験した私がお話すると、
皆さんはとてもよく聞いてくださいます。
仕事をしながら覚えて行く、OJTが基本の葬儀という世界は、
半年仕事をした人は、半年分の仕事しか出来ません。
1年は、1年分の仕事です。一足飛びには行きません。
だからこそ、1回1回の現場を大切に、
練習をさせていただくつもりで、臨んで欲しいと思います。
台風一過。
午後は、昨日の雨、風はどこへ行ってしまったのかという、良いお天気になりました。
新幹線や飛行機などで、全国の地元に帰って行った受講生の皆さんが、
どうか活躍できますよう、心から祈ります。
皆様、大変お疲れ様でございました。応援しています!