取材記事のお題目は、
「愛される人の話し方。話術のプロに聞いてみよう!
聞き手に好かれる話し方ってありますか?」
なるほど。
これが30歳前後の女性が知りたいことの一つなのでしょうか。
副題に、【上司から、後輩から、男性から!】と書いてあります。
…俗ぺぇ(工場長の心の声)。
これは、「葬儀における高度な司会テクニック」といった、
MCプロデュースらしいお話はできませんね。
浮世でない話なのに、浮いてしまいますね。
しかし、石川さんは上手に葬儀の話をちりばめながら、
記者の質問に応えておりました。
記者の女性の方も、石川さんが話しやすいように、
質問を投げかけてきます。
最初は、司会を始めた馴れ初め、
次に、どのような経緯で葬儀の司会を始めたのか、
そして、葬儀の司会で気をつけていること、
失敗したときの対処法…etc.
一方で、あまりに葬儀の話になり過ぎると、
紙面が暗くなると察したのか、記者は質問を変えてきました。
なんせ、PHPカラットですからね。ダイヤモンドのカラットですからね。
「普段の生活の中で、気をつけていることはありますか?」
「上司や同僚との会話で、どのような点を意識していますか?」
「他の会社の方とのコミュニケーションでは…」
喪服から普段着の質問に、いつの間にか遷移させているあたり、
さすがプロの聞き手ですね。
ただ、プライベートなコミュニケーションに関しては、
さすがの石川さんも応えにくそうにしていました。
「普段は口下手なので…(ホホホ)」
と、旨く交わすと、
「口下手な人のテクニックこそ、読者は聞いてみたいと思うのですよ!」
と、記者も旨く切り返す。
記事になりそうな部分は、相手も引きません。
何という女性達の駆け引き。
「…そうですねぇ。」
と、何とかひねり出して応える石川さん。
詳しくは11月6日発売の紙面をお読みあれ。
(結構いろいろ話していましたが、編集でどうなるやら)
さて、取材が一段落すると、写真撮影に移りました。
カメラマンの女性が重そうに運んできた照明に光が入り、
部屋全体も一気に明るくなりました。
一紙面の取材記事なのに、キチンと写真を撮っていただいてありがたい。
カメラマンが、体の角度やマイクの位置などを指示しながら、
パシャリとシャッターを切っていきます。
美しい構えだな…と、私はカメラマンを見ながら関心しておりました。
石川さんも、撮られることに慣れているのでしょうか。
カメラマンがシャッターに手をかけると、撮影用の表情に一変。
シャッター音が鳴り、カメラが外されると表情が休憩する。
普段の司会で顔の筋肉が訓練されているからかもしれませんが、
メリハリの付け方がプロでした。
取材者と私たちの呼吸が合っていたのが、
この写真撮影だったかもしれません。
30枚くらい撮っていたとは思いますが、
このうちの厳選された1枚か2枚しか使われないのは、惜しいなぁ。
実際にどのような写真が使われたのかは、
11月6日発売の「PHPカラット」を買って、
早く確かめたいところです。
最後に、今回の取材では時間が無くて話せなかった、
「プロとしての話し方のテクニック」を、次回の取材に繋げる期待もこめて、
石川さんに実演してもらったりしました。
MCプロデュースとしては、リアルなテクニック面、
知恵よりも技の部分を、もう少しお話したかったところです。
さて、冬の陣はあるのでしょうか。