自社ホームページの所有率の低い葬儀業界において、
ホームページがあるという点だけは、
ドラマであっても、かなり評価できる点だと思います。
しかも、その作りは比較的ちゃんとしている方ではないでしょうか。
例えば、トップページの見やすい位置に電話番号がある点。
葬儀の依頼をメールで問い合わせるケースは、
非常に時間に余裕のある葬儀の場合か、非常に電話の苦手な人です。
そのような依頼者は現代では比較的少数派で、
ほとんどの場合が、突然の死に見舞われた遺族による急ぎの電話による依頼です。
なので、電話番号が目に留まりやすい位置にあると言うのは、
葬儀業界のホームページの常識です。
あと、祭壇(葬儀プラン)の写真がある点。
祭壇は葬儀の主となるサービスの一つでしょうから、
それを視覚的にわかりやすく表示するのは効果的だと思います。
リトル・エンジェルス社の場合は、無宗教葬儀に力を入れているようですが、
詳細なサービス内容と価格、進行の概要などがリンクされていれば、
より良かったでしょうね。
最後に、社長挨拶がある点かな?
社長は会社の顔ですからね。
挨拶なり日記なり、何らかの形でメッセージを発信することは、
その会社の様子を伝えることになり、信頼度も幾分上がると思います。
リトル・エンジェルス社の社長挨拶は、
ドラマと言うことで真面目ではありませんが、
その姿勢は評価できると思います。
ちなみに、私は全国の葬儀社のホームページをよく探して見ますが、
ホームページを持っている会社が少ない上、
ホームページを持っていても代表者の名前が書かれていない場合がほとんどです。
勿体無いなぁ。
代表者の名前と挨拶を載せるだけで、
近隣他社と比較して信頼度はちょっと上になると思いますよ。
ざっと見るだけでも、リトル・エンジェルスのホームページは、
架空ながら結構しっかりした作りですので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
さて、もう一つのドラマ、「死化粧師」。
死化粧やエンバーミングといったキーワードが軸になっているようです。
死化粧は、最近流行りなのでしょうかね。時折耳にする言葉です。
専門の学校もそれなりに活況のようですし、女性で通ってらっしゃる人もいるようですし…
(化粧品を準備するのに相当費用がかかるようですが)
「どんだけー」のIKKO氏が出ているのは、苦笑しました。
フューネラルビジネスで假屋崎省吾氏が花祭壇を展示していたように、
IKKO氏もフューネラルに展開を見せるんでしょうか。
死化粧は、ちょっと気になる分野でございます。
…そんな感じでしょうか。
実は、どちらも1回しか見ていないのでドラマの詳細に関しては不明です。
記憶では、専門分野とはあまり関係なかったような。
ドラマですから、人間(人生)を描かないといけないのでしょうね。
ただ、葬儀が故人のドラマを描く傾向になってきているのも、
また興味深い傾向だと思います。
将来、意外に近い関係になったりして。