そして今日は長野県の松本市。
晩秋なのに、暖かめの良い天候に恵まれましたが、
朝迎えに来てくださった事務局のH様が、会場へ向かう車の中で、
「やっぱ松本から望む北アルプスは綺麗だなあ」と。
長野県は何とも皮肉なことに、周りは全て山ですから、
どこが北アルプスなのかさっぱり分かりません。
「あの…どっちの方角が北アルプスなんですか?」
と、教えていただくと、
なるほど…山の頂上が粉砂糖を散らしたようにうっすらと雪化粧。
まるでFUNETのナレーションの世界が現出していました。
九州で生まれ育った私としては、長野の山は迫力が違います。
なだらか…なんて言葉がこんなに似つかわしくなく、
何だかどこまでいっても、山々々…圧倒的なんですね。
昔は、休寒日みたいなのが一年のうち何日かあったらしく、
夏休みは今でも、8月の第3週位で終わるとか。
その分、冬休みか春休みが長いのでしょう。
今日の講座は、中級のナレーション講座。
しかも長野バージョンの遺骨降壇ナレーションを何年も続けています。
長野の葬儀は100パーセント骨葬と決まっていて、
たいていの業者が遺骨降壇ナレーションをやっているらしいのです。
FUNETでも近々展開する予定です。
今回の参加者には、熱心な男性が数名混じっておられました。
長野では大変珍しく、驚きでした。
(これからも頑張ってください)
それから伺った話なので真偽の程は不明ですが、
長野県は宴会の後、「長野県民の歌」(信濃の国)というのを歌うらしい。
珍しいねえ…そんな歌あるの?と聞いたら、
長野では、小学校で叩き込まれるらしいですぞ。
また平素から、テレビ・ラジオで流れ、いつの間にか憶えるらしい。
うーん…県民性を感じますなあ。
初級コースに出席していない人が苦しんだのはいつものこと。
これだけ毎回同じパターンなのに、またやってしまいましたね。
そもそも司会が分かってない。
日本語を喋れるから、日本語の司会は出来ると思っているらしい。
そんなに甘いわけがない!
ましてや今回のテーマ「ナレーション」は、声質のトーンまでもが問題になる。
口跡が出来ていないのに、苦しいね。
それに声量も問題になってくる。
軽―く司会をこなされても、何も伝わらないです。
腹の底から出してください、深みのある声を。
長野は司会のレベルが高く、非常に勉強熱心な人が多かった。
多かった…と書いたのは、最近はその限りではない傾向にあるから。
最初の頃に受講された方々に比べて、最近の方は少し…。
正直言って、中級レベルには程遠い人も混じっていらっしゃった。
それはそれで、この日は仕方ないので、これで良し。
ただ、この後直ぐに欠点の修正に時間をかけないとまずいよ。
死に物狂いで、頑張ってくださいよ。
良い先輩がたくさんいますから。
期待しています、お疲れ様でございました。