そんな私が、今こうして「葬儀スタッフ専門」に、講師の仕事をしています。
悔しい思いをたくさんして、辛いこともたくさんあって、
現場では色々なことがありました。
でも、「葬儀という世界」にハマって、「そこにいる悲しみのお客様を支えたい」と、
ただただまっすぐに頑張ってきた自分が、今はとても誇らしいです。
私はどちらかと言えば講師では無く、現場で直接的に仕事がしたい人です。
葬儀スタッフは、体力的にも、精神的にも、ギリギリの所で頑張っています。
葬儀の現場とは、そういう場所です。
それが分かるだけに、私は「現場で頑張る葬儀スタッフを心から応援したい」と、
いつも思っています。
孤独を感じるスタッフには「心で寄り添いたい」と思います。
私がそうでしたから…。
かつて、私の接遇研修会を受講してくださったKさんと、
この「セレモニーアテンダント養成講座」で再会しました。
今年ディレクター1級に合格したお仲間と二人で、東北地方から来てくださいました。
私から声をかけると、ニコリと笑ってくれて、近況をお話してくださいました。
「その何年か前に、葬儀ホールの立ち上げで葬儀スタッフになったはいいが、
周りには敵のような人ばかりで、思うように運ばない辛さがあった」
とおっしゃっていました。
そう言えば、その時のKさんは、私も昔はそうであったように、
とても緊張したお顔をしていたことを覚えています。
その後、Kさんは、コツコツとやるべきことをやり続けたそうです。
少しずつ、少しずつ、周りにKさんの味方が増えて、
今や立派に女性リーダー的な存在になりました。
業績もとてもいいということです。
本当に良かったです。本当に頑張りましたね!
何かあったらいつでもご連絡をください。心から応援していますよ!
私が皆さんのために講師として出来ることなんか、ホンの少ししかありません。
最後にやって行くのは、ご本人達だからです。
でも、いつも私は「葬儀スタッフの、心を支えてあげたい」と思っています。
「自分がやっている葬儀という仕事を信じて、
それが出来ている自分を信じて、やり続けて欲しい」と思います。
「この仕事を選んだ自分に、誇りを持って欲しい!」
Kさん、頑張ってください。又、お会いしましょう。