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2007年12月13日

著名人の葬儀司会を担当して《現場報告・3》 (石川 元) 

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

続きです。
最も読みにくかったのは、弔電です。
世界各国で活躍された故人は、日本語以外の弔電も多く、
肩書きとご芳名のみご紹介をすることになりましたが、
カタカナの発信人が多く読みにくい。

弔電は、本文はどのように読めばよいか習っているのですが、
お名前だけだと…かえって難しい。
漢字とひらがなは、目で見たものが脳にスーッと入ってくるのですが、
カタカナは、どこかに引っかかってしまうようです。
そこで恥ずかしい話ですが、カタカナをひらがなに書き直して、読む事に・・・。
お笑いコンビの“くりーむしちゅー”みたいにね。
みのもんた、えなりかずき、さだまさし、ほしのあき、やくみつる、
見たいな人ばかりだと嬉しいのですが・・・。
誤読を避ける為には、最大限の努力をしなければなりません。
カタカナの苦手な方には、お勧めですよ。



(テント内のモニターより)


そしてこの葬儀で、もっとも胸が熱くなったシーンが喪主様のご挨拶でした。
「一日でも長く、皆様の心に、Kを残して頂きたい・・・」
という涙ながらのご挨拶には感動でした。
どうやらこの辺りが、ワイドショーで放映され、
喪主様の遠く後ろに私が映っていたようです。
私はTVを観ていないのですが、きっと“うるうる”と感きわまっていた事でしょう。
中継は恐いですね。



さぁ、そして指名献花が終わってしまえば、後は気が楽です。
司会席は、式場内祭壇に向かい前の右側だったので、立礼者のすぐ近くで役得でした。
次から次に有名人が通り\(◎o◎)/!
献花後は、表周りで取材陣に捕まっていたようです。
歴代の首相や大臣クラスがズラーとお見えでした。



今回のお別れ会の司会は、プレッシャーはありましたが、
とてもいい経験をさせて頂き、勉強になりました。
担当者のM様とK様は、どんな状況でも焦らずに、頼もしいです。
本番前でも時々、冗談を言ってリラックスさせてくれ、有難かったです。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。

そして、偉大な故人の葬儀を担当させて頂き、光栄に思います。
どうぞ安らかにお休み下さい。
ご冥福をお祈りいたします。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年12月13日 08:50

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