それにしても、初詣は寺院よりも神社が圧倒的に多いですね。
文化庁編『宗教年鑑 平成17年度版』によると、
全国の神社の総数は81249、寺院の総数は77100だそうです。
(登録された法人数での比較)
日本における神社と寺院の数はほぼ同じなのに、
「初詣は神社」というイメージが、人々の中にあるのでしょうか。
考えてみれば、結婚式も七五三も寺院より神社が多いような気がします。
縁起の良いことは神社、縁起悪いこと(墓・死)は寺院という社会的な役割、
もしくはイメージ的な色分けが、現在の日本人の中にあるのかもしれません。
地域にもよるのでしょうが。
ちなみに、出不精だった私は、
カタツムリならぬコタツムリ状態で正月を過ごしていたので、
神様仏様には失礼ながら未だ参拝はしておりません。
地元の神社の祭神くらいはチェックしておいても良かったのですが、
不覚ながら怠惰な生活を送ってしまいました。
同じお宅な生活の人々でも、アニメ好きのオタクは、
精を出して神社に参拝に行ったようです。
埼玉県の鷲宮神社が、
「らき☆すた」というヒットアニメのモチーフになった神社で、
参拝者数が増加したと新聞に載っておりました。
具体的には、昨年13万人の参拝者数だったのが、今年は30万人。
脅威的な増加ですね(笑)。恐るべしアニメ効果。
私もを「らき☆すた」というアニメを知らないわけではないですが、
参拝するほど熱狂的にもなれず…という感じです。
時間があれば、最寄の「熊野神社」には、
1月中に参拝しようかな…。(ギリギリセーフ!?)
熊野系の神社は和歌山県が本拠地のようですが、全国にも結構あるようです。
山や木々を守る神霊を祭っている神社なので、
トトロの森として名高い所沢にある熊野神社が、
その系列だったとしても不思議ではありません。
また、本から知った余談ですが、
植樹活動を行った神が最終的に和歌山県の「熊野本宮大社」に住んだことから、
この地域を「木の国」と呼ぶようになり、後に「紀伊国」と改められたと、
日本書紀に書かれていたとか…。
できた話ですねぇ。
あと、熊野神社の神霊に関連して、有名なものは八咫烏。
神武天皇を熊野から大和へ道案内をしたとされる三本足のカラスですが、
サッカー日本代表のエンブレムとして、現在でも活躍していますね。
しかし、日本代表のサッカーの試合日でも、
熊野神社にサッカーファンが集まることは皆無です。残念!
全世界で最も愛されるスポーツも、
昨年最も愛されたアニメには敵わず…といったところでしょうか。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。