奇しくも同時期に、弊社では「簡単スライドショー」をリリースしました。
リリースといっても、今回はプログラム書きがメインではなく、箱詰め作業が主です。
簡単に映像ができるように、映像を葬祭にも根付かせようとの意気込みが、
今回の原動力です。
「簡単スライドショー」のシステム概要は、デジタルカメラで写真を撮ると、
撮った写真がすぐにスライドショーになるというものです。
本当に簡単です。シャッターを押すことができれば、完成します。
デジタルカメラで何を撮るかが、映像センスになります。
葬祭用に使いやすく工夫もしています。
映像のリピート機能や大型モニターへの外部出力を、標準で備えていますので、
式場の外で、例えばメモリアルコーナーに液晶テレビを置いて、
開式前に故人の思い出の映像を繰り返し流す…といった使い方ができます。
本来なら、葬儀で映像を使う場合、
遺族から写真をお借りして、それをスキャナーにとって、
BGMを厳選して、映像ソフトで編集して……という、
担当者にとっては途方もなく労働力を伴う作業が必要です。
従業員が不満を漏らすかもしれません。
「映像制作なんてしたら、葬儀しながら過労死続出しますよ!」と。
映像制作を外注に出せば、それなりの料金も取られます。
表現力の強い映像を、葬儀に取り込もうと思っても、
実際に実現するのは難しい…。
そんな悩みを持つ葬儀社、経営者が、多いのではないでしょうか。
それを「簡単スライドショー」は解決してくれます。
映像を敬遠してきた人にこそ、一度見てもらいたいシステムでもあります。
会員様分のパッケージを作る作業は、それなりに肉体労働でした。
完成して全ての箱を山積みにすると、塔になります。
子供の頃、積み木で遊んだのを思い出すなぁ。
まぁ、今回は2ヶ月間モニターをして改善を重ねてできた箱ですので、
重みが違います。
箱の中には、「フォトスタンド」と「カードリーダー」と、
「FUNET専用カード」2枚、他説明書などが入っております。
フォトスタンドとFUNET専用カードには、
FUNET用の設定・データが格納されております。
特に「FUNET専用カード」には、
弊社著作の葬祭用のBGMが組み込まれていますので、
著作権違反の心配もなく、本格的なスライドショーを葬儀に演出できます。
BGMのバリエーションは、今後も増やす予定です。
今後の発展としては、故人や家族の写真だけのスライドショーだけでなく、
言葉や文章を映像の中に組み込んで、
「簡単」な中にも、多彩な表現ができるようにしたいと考えています。
活字(新聞)から音声の時代に…、
音声(ラジオ)から映像(テレビ)の時代になって、今、50年程。
映像を超える表現は、まだ無いようです。
パソコンやインターネットも、発達して今、映像のコンテンツが盛んなようです。
当分、映像の時代は終わりそうにありません。
映像を上手に扱った表現が、今は求められている時代なのでしょう。
FUNETも、葬祭業界で今求められている映像が広まるよう、努力したいと思います。