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2008年03月25日

葬儀司会の講座を終えて2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨日の続きです。
受講生からいただく事前アンケートには、質問や要望やらが詰まっています。
私も講習会の前に何度も読み返します。(要点チェックのため)
ついでに参加者の会社をインターネットで検索し、情報の収集に。
いやあ便利な世の中ですね、ホント色々出ています。
情報が鍵を握ることもあると、講習会でさえそう思います。


アンケートは講習の中で、20分ほど時間を取り、出来るだけ答えている。
いいコミュニケーションにもなり、まあどちらかと言うと私は人と話すのが好きだから、
地方色豊かな話題になるのが面白いし、講習も一時和む。
今回、事前アンケート用紙の「悩み・疑問・目標などお書きください」の項目に、
目立った内容として(数名の方が同趣旨)、それぞれが違う人生を歩んだ故人の人生を、
ナレーションという形で紹介しているのだが、その際の取材のコツがあれば、
是非聞かせていただきたい…というものが多かった。

これは、ベーシック講座の内容ではないなあ…と思ったが、一応答えていた。
この種の質問に答えるには、例えは悪いが、予備的知識がない人に、
相対性理論を分かりやすく解説するようなものだ。(まず無理)
ナレーションの目的、分類、構成、実践、作成方法、分析、設計図…
の説明なしに、一口でアドバイスするには、私自身のやり方をヒントにするしかない。
こんな答えでいいのだろうか?とも思ったが、仕方がないだろう。
それとも講座の雰囲気をガラリと変えて、三輪明宏や江原啓之じゃないけど、
遺影写真のスピリチュアルカウンセラーをやったりして…(笑)



その次に複数寄せられた疑問点は、著作権に関すること…特に音楽。
これは下手な答えは拙いので、日本音楽著作権協会などの団体が中心に配布している、
著作権等に関する資料を提出した。
何日も前から事前アンケートを読んだ結果だ。(良かった)
音楽著作権のコンプライアンスは非常に難しいが、守るべきものは守らなきゃ。
機会があればホームページ上か、制約付きならFUNET上(会員のみ)にアップする。
ついでに頂いた質問で、画像の著作権の問題も…頭痛いよねホント。

それから現在のように、施行側がスタッフは女性主体、より自由な発想、
地域も大事だが、より家族重視、より親切な葬儀を心がけている。
一方、顧客サイドは、少子高齢化・自由なスタイルが主流になり、
葬儀の規模が小規模化・家族葬化したときに(価格は低下するけど)、
従来にないオリジナリティの空間演出は不可欠との結論に達して、
儀式の重要性を再認識し、その上で司会に重点を置くべく後輩の指導を目指した時、
10年続いている葬祭セレモニー司会術「ベーシック講座」を参考に学びに来た。
まとめると以上のようになる(長くてメンゴ)のだろうが、これも複数名。
参加者の肩書きがベーシック講座にしては偉い人が来るんだねえ…
なんて言う時は、まあ大体このタイプが多いのも、ここ数年の特徴です。
今回のお手本CDはきっと役に立つと思いますよ。
分かりやすく、聴きやすく、敬語は最小限に、癖のない司会をどうぞ!



後方の展示スペースでは、お経本や綜合ユニコム様との連携商品や、
そしてFUNETの宣伝も少しさせていただきました。
ライフヒストリーパネルからFUNET追悼文など…。
そして今回はモニターを使って、簡単スライドショーの実演です。
デジカメで撮った写真が、その場で、音楽付き、ナレーション付き、
おまけに文字付きの、その場で出来る「簡単スライドショー」。
やっぱりインパクトは一番でしたよ。



後日受講生の皆さんには、個別に「表現スキル」アドバイスシートが届きます。
CDと併用して、今後も頑張って上達してください。
大変お疲れ様でした。

明日は「キャリアアップ講座」>
この講座もCD配布を前提に、プレゼンテーションを大幅改訂。
お楽しみに!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年03月25日 09:00

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