沖縄では、暑い夏の仕事着は「かりゆしウェア」が一般的。
スーツ姿なんかで出社した日には、
「一人だけ仕事が出来る人間に見られたいのかー」とからかわれるそうです。
さて今回は少人数、受講生9名…トホホ。(それでも喉痛い)
10年間続けている綜合ユニコム様の当講座で、二桁いかなかったのは2度目。
確か前回は5年ほど前だろうか。
それでも受講生にとってみれば、ラッキー!
少人数ということは、一人一人の受講生にとっては密度の濃い講義になるわけだ。
しかも今回は、司会未経験の人が半数も混じっている。
だからこそ、司会以外の葬儀話も…つい喋り過ぎた。
前回は九州からの参加者が非常に多かったのだが、今回は北の方。
北海道や青森や…不思議と東京より北の方ばかりだった。
それでも、火葬のタイミングは、通夜の前、葬儀の前、葬儀の後。
エリアがある程度固まっているのに、全部あるんだもんなあ。
お葬式の地方文化は、それぞれの地方で「分化」しているのだ。
ベーシック講座らしく、初々しい受講生が多かったが、
概して言えるのは、「声が小さく、軽い」という点。
葬儀の仕事をしていて、ペラペラ喋る必要はないが、
重い声、深みのある声がどうしても欲しくなる。
ボイストレーニングということになれば、たったの1日では終わらない。
ましてや効果の程も、器質的なものと関係してくるので難しい問題だ。
限られた時間の講座では、どうにもならないことも多く、
でもどうにもならないと思えば思うほど、何とかしたい。
今後の課題ですな。
初心者にとって大切なのは、司会を取り巻く環境である。
例えば各寺院の詳細なデータは揃っているのか。
色々と企業秘密だけど、例えば導師控え室のお茶だし。
最初は小さいグラスでオレンジジュース、その後温い玉露…なんてパターンも。
ただ単に、お茶を出せという指示ではねえ。
相手の好みに合わせることもサービスの一つだし、
ちょっとした事で、話がしやすくなったりするはずです。
(ごめんね、接遇の話に近い)
いずれにしても、メモ用紙を常に持ち歩き、何でも吸収しようという姿勢は大切。
初心者よ、メモ用紙を持て!
これは発声練習と同じくらい大切なことです。
アナウンスと弔電、最初はこれが肝心。
どうも葬祭業者は弔電の読み方をご存じないらしい。
弔電に関する問題提起もたくさんあるけど、
まずはお客様がいるのだから、しっかりと読まなきゃ。
発信人のお名前は、お客様任せだなんて…シンジラレナーイ。
また進行台本の意味?…台本ってどういうことなのか。
意味も分からずに、台本って言うな!
台本は大切に扱うこと…何て言っても、さっぱりわからないだろうな。
言葉に対する捉え方が違うのですよ。
受講生の皆様にお渡しした、7つの課題が入った【音声教材CD】。
耳からのE-ラーニングを徹底的にお願いします。
たったの1日でも、確実に上達したのですから、
このペースで一月も続けてもらえば、司会が変わります。
皆さん、頑張りましょう。
お疲れ様でした。