というのも、清明節というのは、中国でもっとも有名な節気の一つ。
この日に、昔からご先祖様のお墓参りをしたり、
ピクニックをしたり、凧揚げをしたりする風習があった…という。
沖縄では、清明祭(シーミー)といって、春分から4月中に行われる行事らしい。
要するに、お彼岸の沖縄バージョンか…と思ったわけです。
沖縄独特のお墓、亀甲墓の墓前にゴザが設えられ、親族一同重箱の料理を突いて、
オリオンビールを酌み交わし、飲めや歌えの大騒ぎ!
先祖を敬うのか、それとも先祖を巻き込んで清明祭(シーミー)を楽しんでいるのか、
いずれにしても沖縄のお彼岸って、派手だね。
ここからは沖縄の豆知識を。
沖縄のお化けは、まっすぐしか進めないそうです。
(キョンシーかよ!)
しかし、「石敢當」を置いておけば、お化けの方で曲がってくれるらしく、
T字路や三叉路の突き当たりにある家などは、
「石敢當」を置いて家を守っているそうです。
「石敢當」とは、沖縄独特の珍しい苗字でも、表札でもありませんぞ。
読み方は、(いしがんどう・いしがんとう)と読むそうです。
「石敢當」の石碑、石版、または壁に直接書き込んであったり…。
実は、この風習も中国伝来らしく鹿児島県の中にも一部あるそうです。
清明祭(シーミー)も石敢當も、ルーツは中国なんだね。
次の豆知識は司会者らしく。
沖縄の方言の母音は、「ア」「イ」「ウ」の三つだけらしいよ。
「エ」「オ」は、そのまま「イ」「ウ」に変わるらしい。
例えば、
米→クミ
船→フニ
心→ククル
ご存知のように母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」。
口の縦開きが「ア」「オ」「ウ」で、口の横開きが「エ」と「イ」。
(司会研修かよ)
縦開きの「ア」「オ」「ウ」の音は、徐々に口が小さく変化するんだけど、
言葉を省略化する、そういった意味では、中間の「オ」はカットし易いのかな。
横開きの「エ」「イ」の場合は、どちらか一方で兼務しているんだろう。
ただし何故「イ」を選択したのかは不明…だが「イ」の音の方が明るい。
…沖縄の人、司会が下手でも怒らないからね。
(人にそれぞれ事情があるように、地方にもそれぞれ事情あり)
最後に、古代オリエントからシルクロードを通って沖縄へやってきた「シーサー」
それまでは独身だったんだけど、沖縄で結婚して無事に夫婦になりました。
口を開けているのがオス、閉じているのがメスだって。(逆の解釈もあり)
シーサーについては、又今度。
【追伸】
4月17日(木曜日)に、第34回葬祭セレモニー司会術「ベーシック講座」が開催されます。
次は秋まで開催がありません…皆さん、基礎から、きちっとやりましょうね。