確かに最近、母の愚痴が増えました。
私は電話や、時々帰郷しては、その愚痴を聴く役割をしてきましたが、
体力的な限界が来る前に、次の新たな展開を決めたいということです。
兄も盛岡から駆けつけて、家族で話し合うことになりました。
この春小学校に入学する姪っ子も一緒です。
どうせならと、家族みんなで春の1日、
実家近くの「国営ひたち海浜公園」に行きました。
この時期には「水仙ファンタジー」と言って水仙の群生が見られます。
うっとりと美しい水仙の姿に、息を飲みました。
土曜日とあって、家族連れが多いです。
水仙を見ながらのお昼は、それはそれは優雅なひとときでした。
父は、この半年位で急激に足腰が衰えました。
健康おたくの父は、随分と長い期間ウオーキングをしてはいましたが、
82歳という年令には勝てないですね・・・。
初めて車椅子に乗った父は「楽チン!楽チン!」と喜んでいます。
でも、起伏のある道を押して歩く家族は大変です。
時々は、歩いてもらわないと父の体もなまりますしね。
杖も嫌がっていましたが、この日はしっかりと持って歩いていました。
「老い」を受け入れて行く父の姿と、家族も同じように、
その現実を受け入れて行かなければならない葛藤を感じています。
両親共、兄がいる盛岡に行く気は無いようです。
キャリアウーマンのお嫁さんに負担はかけられないということもあるでしょう。
それに岩手は寒いですしね・・・。
それと最近、近所に住むご夫妻が東京にいる娘を頼って家を引き払ったそうです。
それにも影響されているようです。
持ち家を処分して、東京に移住する人が増えているそうです。
老人福祉は、東京23区は素晴らしい取り組みをしていますから・・・。
私ですか?そりゃあ、嬉しいです。
「そんなことがあって、いいものか・・・」と思うくらいに嬉しいです。
大学進学で実家を出て30年余り両親とは離れて暮らしましたが、
いつも側には両親がいてくれました。
親の人生の最後の時期に、側に置いてサポートが出来ると思うと本当に嬉しいです。
たくさんのお返しをしたいと思っています。
でも、もっと喜んでいるのは夫なのです。
私から両親の移住なんてことは言えません。
89歳になる姑もいますから・・・。
でも、「東京に呼んだら、いいだろう!」と最初に言ってくれたのは夫でした。
もちろん両親は離れた場所に部屋を借りることになりますが、
この際、一人も二人も三人も一緒ということらしいです。
これには感謝します。
姑で経験をしていますので、介護保険やデイサービスなどのことも一応大丈夫です。
さあ、今後どうなりますか・・・。
又、ご報告いたします。