第一日の講座終了、その日は親睦を深める会食があった。
全員の自己紹介などがあり、各地の葬儀のやり方の違い等が分かる。
通夜前の火葬、葬儀前の火葬、葬儀後の火葬とバラバラ。
同時の、それぞれの個性がクッキリと浮き出る場でもあるのだ。
他にも、地方色に富んだ作法の違いや、習俗に起因する方法論の違い。
全く持って面白い…という他は無いのだ。
同じ団体に所属するもの同士、同じ釜の飯を食って、
同じ酒を酌み交わし、話が弾んで大浴場に入る。(実際は、中浴場)
仲間意識が生まれてくるけど、とても熱い風呂を好む江戸っ子タイプと、
温い(ぬるい)タイプとでは、話が噛み合わずに…。
これも、この講習の醍醐味なんだよね。
講師の部屋は、ありがたいことに、一人で使わせていただいている。
数年前から、部屋にはTVが備え付けられ、気分転換も容易に図れる。
私は持参の読書タイムを一時間…後は事前アンケートに何度も目を通す。
疲れた、明日の講習を控え早めにベットに潜り込む。
何せ、8時45分開始という早さだから、受講生も眠そう。
私の翌日の加藤も、スタート時間は同じである。
こういうとMCプロデュースは早起きなんだなあ、と思われるかもしれない。
はっきり申し上げて、無理しているのだ。
誤解はしないでいただきたい。
(加藤は、年寄りで早起きだから、もっと早くからお願いしたい…どうぞどうぞ)
誰も好き好んで、こんなに早くから葬儀の司会の講座はやらない。
ただ、内容が濃くなるにつれ、少しでも時間が欲しくて、
10年の間に、そう、いつの間にかこうなっていたのだ。
上の写真が講習前のスタンバイ時間である。
私はパソコンのチェックと動作の確認のため、一人で教室にいることが多い。
密かに、発声練習と柔軟体操とやっている・・・ならいいけど。
皆の集まりを、ひたすら待っているのだ。
この日、我慢できずに、パワーポイントで見る葬儀の変遷というオマケを。
さて、司会の講習だが、3つの分類と8つのポイントから始まり、
発声練習の長いこと(途中カットね)・・・しかしこの程度はやって欲しい。
そして進行アナウンス台本の意味、具体的使い方、弔電の読みのポイント、
アナウンス表現と司会表現の違い、宗教儀礼や習俗の学び方、
日々の業務に接する心構え、施行報告書など・・・。
取り敢えず始めての方が多いので、取り組み方が一番大切。
これから受講生の皆さんは、プロとしてやっていくわけだから、
しっかり関心を持って取り組めば、見えてるモノが、違った見え方をしてきます。
プロの目線をしっかりと持ってください。
お疲れ様でした。
事務局の方が、写真を撮ってくださいました。
詳細な報告はこちらから(農協流通研究所)