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2008年04月29日

葬儀司会初級講座を終えて (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年も、この講座が始まった。
宿泊棟に一泊するため、また前日の講習も見学したくて、早めに会場に入る。
初日の講座は【葬儀の基礎知識】で、I教師が頑張っていらした。
全国から参加された、31名の方もノート片手に熱心に聞き入っている。
納棺の授業では、畳まで用意して本格的である。
そんな中、故人の役柄をやる人が、可哀想でもあり、またどこか面白い。
(故人役なんて、いい思い出だよね)


第一日の講座終了、その日は親睦を深める会食があった。
全員の自己紹介などがあり、各地の葬儀のやり方の違い等が分かる。
通夜前の火葬、葬儀前の火葬、葬儀後の火葬とバラバラ。
同時の、それぞれの個性がクッキリと浮き出る場でもあるのだ。
他にも、地方色に富んだ作法の違いや、習俗に起因する方法論の違い。
全く持って面白い…という他は無いのだ。
同じ団体に所属するもの同士、同じ釜の飯を食って、
同じ酒を酌み交わし、話が弾んで大浴場に入る。(実際は、中浴場)
仲間意識が生まれてくるけど、とても熱い風呂を好む江戸っ子タイプと、
温い(ぬるい)タイプとでは、話が噛み合わずに…。
これも、この講習の醍醐味なんだよね。



講師の部屋は、ありがたいことに、一人で使わせていただいている。
数年前から、部屋にはTVが備え付けられ、気分転換も容易に図れる。
私は持参の読書タイムを一時間…後は事前アンケートに何度も目を通す。
疲れた、明日の講習を控え早めにベットに潜り込む。



何せ、8時45分開始という早さだから、受講生も眠そう。
私の翌日の加藤も、スタート時間は同じである。
こういうとMCプロデュースは早起きなんだなあ、と思われるかもしれない。
はっきり申し上げて、無理しているのだ。
誤解はしないでいただきたい。
(加藤は、年寄りで早起きだから、もっと早くからお願いしたい…どうぞどうぞ)
誰も好き好んで、こんなに早くから葬儀の司会の講座はやらない。
ただ、内容が濃くなるにつれ、少しでも時間が欲しくて、
10年の間に、そう、いつの間にかこうなっていたのだ。



上の写真が講習前のスタンバイ時間である。
私はパソコンのチェックと動作の確認のため、一人で教室にいることが多い。
密かに、発声練習と柔軟体操とやっている・・・ならいいけど。
皆の集まりを、ひたすら待っているのだ。
この日、我慢できずに、パワーポイントで見る葬儀の変遷というオマケを。

さて、司会の講習だが、3つの分類と8つのポイントから始まり、
発声練習の長いこと(途中カットね)・・・しかしこの程度はやって欲しい。
そして進行アナウンス台本の意味、具体的使い方、弔電の読みのポイント、
アナウンス表現と司会表現の違い、宗教儀礼や習俗の学び方、
日々の業務に接する心構え、施行報告書など・・・。
取り敢えず始めての方が多いので、取り組み方が一番大切。
これから受講生の皆さんは、プロとしてやっていくわけだから、
しっかり関心を持って取り組めば、見えてるモノが、違った見え方をしてきます。
プロの目線をしっかりと持ってください。
お疲れ様でした。



事務局の方が、写真を撮ってくださいました。



詳細な報告はこちらから(農協流通研究所)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年04月29日 09:00

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