最近の受講生の傾向としては、同じ葬儀社様のスタッフが数名ずつ、
入れ替わりで毎回受講してくださることです。
現在のところ、養成講座の内容は、毎回統一したものでお届けしていますので、
全員が一度に参加しなくても、葬儀社様内で統一した研修を受講したことになります。
それぞれの葬儀社様からお出でになるスタッフのカラーは、
何となく似ているような気がいたします。
これはおもしろいですね。
すでにこれまで受講したスタッフからセミナー内容を聞いていたり、
講師の私のことを聞いていたり・・・。
又、弊社ＨＰの私達のブログを見てくださっていたり・・・。
そういう方は、まるで初対面では無いような私へのアプローチがあります。
それはそれでセミナーそのものが、やりやすくなりますけれど・・・。
今回は「スペースアデュー」様から3名の営業スタッフが受講してくださいました。
この「スペースアデュー」様も、今や多くの葬儀を施行していらっしゃいます。
一度こちらのホールにお出でになると分かりますが、とにかく個性的な式場ばかりです。
そこで行われる葬儀は、様々な形があることでしょう。
それに対応する営業さん達にも多くのご苦労があることと思います。
この営業部隊は、実際の式には入らないそうですが
「葬祭スタッフが何をしているのかを知るだけでも、大きな経験になった」
とおっしゃってくださいました。
「大変ですねえ・・・」とも・・・。（そう、大変です）
式中のアテンダントの経験をなさったことで、葬儀受注後のお客様が、
式場でどのように大切にされているかがお分かりになったと思います。
お互いに仕事の内容を知ることは、
葬儀全体をトータルでサポートするという意味で大切なことです。
営業さん達は、講師の私に、身だしなみのチェックを入れられたり
（やはり外周りの方は、身だしなみが少し甘いかも知れません）
アテンダントの所作など、慣れないことをしたり・・・
セミナー中は冷や汗ものだったと思います。
講師としては皆さんのような受講生も大歓迎です。
ご参加いただいて本当に有難うございました。
このセレモニーアテンダント養成講座には、様々な立場・役割の方が参加なさいます。
例えば経営者クラス、葬祭業新規参入、部課長リーダークラス、
担当マネージャークラス、教育担当者、現場リーダー、フォロワー（現場スタッフ）
新人スタッフ、派遣スタッフ（レディ、献茶、セレモニー等）
もちろんセレモニーアテンダント養成講座という名前がついているからには、
中心テーマは「葬祭スタッフ養成」です。
接遇という切り口で、葬祭スタッフとして知って欲しい、
トータルな知識をお伝えしているつもりです。
しかし講師の私がそのセミナーの前後に、どのような研修会を抱えているのか・・・、
そのスタッフ達のことで、何を悩んでいるのか・・・ということで、
話のバランスが変って来るようです。
経営者サイドには受ける話も、フォロワーには受けなかったり・・・。
「トータル」という視点からですと話題が広範囲に及んでしまうようです。
時としては「話が反れたよ！」と、ご指摘を受けることにもなります・・・。
「葬祭接遇」という器は、本当に広くて深くて、難しいなあ・・・というのが実感です。
このセミナーもお陰様で11回目を終えました。
ひたすら突っ走って来た数年です。
ここでもう一度、「セレモニーアテンダント養成」というテーマの原点に戻って、
葬祭スタッフの仕事を具体的に掘り下げて、
絞った内容での講義をお届けして行こうと思っています。
とにかく「現場に直結した内容でお届けしたい」という思いです。
葬儀という世界を「現場スタッフ目線」で切り込んで行くつもりです。
私の葬祭接遇の目的はひとつです。
「悲しみのお客様を支えること」
何よりも、葬祭スタッフのやるべきことの第1は
「悲嘆のお客様をサポートすること」です。
葬祭接遇のすべては、そこから始まります。
その為のコツをお伝えできるようなセミナー作りをして行きます。
一人でも多くのお客様が、安心して葬儀の数日を過ごせますように！
そのようなサポートの出来るセレモニーアテンダントが、どんどん誕生しますように！
