人気が高かったお話は、どうして日本には仏壇と神棚という、
二つの宗教的権威が当然のように同居しているのか?
何故神道は、第二次世界大戦後に宗教法人法の適用をうけるようになるのか?
天皇の葬儀は、明治以前は仏式でも数多く行われていた。
雅楽が神道だとばかり思っていたら、本来は仏教音楽だった。
最初の火葬は、700年の僧鑑真だけど、703年にも持統天皇が火葬されている。
仏教に地獄が登場するのは、中国の善導大師からで、
無学な人にも絵で布教したかったからだ。
霊柩車を見れば親指を隠すのは何故?
仏衣の頭陀袋って、そもそも宗教なのか?
年齢の数え方って、満年齢と数え年と、あと一つは?
亡くなると顔に掛ける白布の意味は?
通夜は本来、「その人」の死が確定していない。
そのため酒を飲んでドンちゃん騒ぎをするケースが多い。
死の霊力を恐れ、それに対抗するための力を持つと信じられてきた酒を飲み、
大勢の仲間で夜通し、大騒ぎをするのだ。
やがて朝を迎え、それでも「その人」は動くことは無かった。
こうして初めて、死の受け入れ態勢を整えることになるのだ。
このタイプの習俗は、日本には結構多く存在する。
それらは全て、葬儀社のプロになる早道。
歴史的な考え方、民俗学的な捉え方、様々な物の見方、
アプローチの方法を知ることで、オリジナリティが豊かになるからね。
後の食事会でも言われたが、ああいう話は聞いていて面白いということらしい。
飲んでる席では、正直な意見が出るのか、それとも調子を合わせているだけなのか、
それは…定かではない。
葬儀の基礎知識講座が終了すると、休む間もなく司会講座が始まる。
話を聞いて、写真をスライドで見て、という講座から180度変わって、
実技一筋の実力勝負の世界…実務の世界は残酷である。
ただ、声を出したりして身体を動かせば、出来る出来ないを抜きにして、
気持ちもすっきりとし、それぞれやる気も湧いてくる…はず。
変化をつけるトーク(喋り)にも、色々とパターンがあり、
自分の声をコントロールすることが大切だと分かる。
寺院との信頼関係の確立には、どうしたら良いか。
メモ用紙を常に携帯しなさいって、何のために?
プロの世界は、深い、深イイー話のオンパレード。
どうぞ皆さん、研修に参加してください。
夕食は、翌日の加藤講師も含めて懇親会。
自己紹介をし、現時点での疑問点など発表したが、
笑ったのは、今をときめく世界のナベアツの同級生だったかな。
滋賀県からの受講生の話が面白かった。
2時間ほどで解散となったが、
どうして福岡に来ると、こうも気楽に飲み歩くのだろうか。
偶然福岡に出張でいらした島根出身のI氏に誘われ、
かつて大変お世話になった福岡出身のK氏と合流。
まだまだ他にも会いたい人はたくさんいますが、久しぶりの再会に感激。
このお店は、巨人軍終身名誉監督の長島さんが良く使われる寿司屋。
K氏は、大の長島ファンで、結局このお店の常連らしい。
中州のこの辺りは、12時過ぎても賑やかそのもの。
明日の講座は加藤が講師です…が私は見学も、それから他の方との打ち合わせも。
今年の7月のハードスケジュールは、殺人スケジュール。
だから8月の予定でさえも、今から軽い打ち合わせをしなければ。
まあ、しかし、えーと…多分、多分、何とかなるでしょう。
…さあ、3件目に行きましょうか。
さようならー。