さて、長野の司会研修。
リニューアルしたテキストが効果を発揮します。
葬儀司会の多角的な分析…3つの分類と8つの決まりごと。
そういうことだったのかーと納得していただいて(具体的に言えなくてゴメン)
まずは、新しい母音の練習方法…これは口跡を磨くためには必要なのです。
そして、それぞれの子音と目で文字を追う速度の強化。
この中に、右脳トレと左脳トレが含まれます。
基本の反復練習のやり方だけは教えて、次の項目へ。
寺院との信頼関係をどうやって結ぶのか…データの収集方法は。
データから数値や傾向を読み取るのではなく、感性で何を感じるか。
そして、日々の業務でどのように活用して「信頼」を得るか。
例えば、施行報告書は、かなり効果を発揮していますよ。(後は秘密)
進行アナウンス台本って、どう解釈したらよいのでしょう。
台本にも色々あって、ラジオの進行台本、テレビのドラマの台本…。
つまり、台本と呼ぶからには、そこに共通項が必ずあるのです。
それを基にして、テキストのお話を進めていきます。
それぞれの項目のポイントは、どういうところにあるのか。
どんなトークが聞き辛いのか、どんな音の流れが不快なのか…。
言葉には音の向きがあり、文節としての固まりにも、音の流れという向きがある。
「死」と「詩」…ねっ、全く違うでしょ!
こういう物の考え方を、司会表現理論というのです。
対して、口跡だけを気にするのは、アナウンス表現理論なんですね。
やってみると、意外と難しいのです。
長野の参加者は、正直レベルが高いです。
一部の地域ですが、もう何年も司会研修を続けさせてもらっているので、
かつての教え子が、新人とコンビを組んでいるものだから、
その新人が研修に参加したときに、原則基本ができています。
嬉しいけど、それはもう驚きですが…怒れないのでツマラナーイ!(ジューク)
結局司会は、最初が肝心で、巧い人の真似から始めるのが一番なんだね。
だからこそ、FUNETのE-ラーニングに人気があるのです。
新人の方が、つまり入社して数ヶ月で司会をしたことのない人間の方が…
司会はしたことないけれど、焼香回りの仕事の時に、いつも先輩の司会を聞いて…
巧くなるはずだわ…おめでとう、あっという間にベーシック卒業です。
注意したことが一つ。
休憩時間にタバコを吸っていて、それは許すのだが(ホントは止めた方がよい)
今日のような研修ではなく、お客様がいるケースでもタバコを吸っている人、
これは司会者としても、接客としても、失格と言わざるを得ない。
葬儀の接客は仕事が多様だし、口で究極のサービス業というならば、
身体でも証明しなければならないよ。(タバコだけではないけれどね)
そして最後は、課題の3連発。
自分で選んだ課題を、自分で考えて、自分の思った通りにやってみる。
悔しいけど、出来ている人が半分近くもいた。
(目が点になっちゃったよ)
いやあ、うれしい誤算です…こんなこと滅多にありませんぞ。
皆様、本当にお疲れ様でした。
前日、タクシーで嫌な思いをした事をすっかり忘れさせてもらいました。
今年もう一度伺います。
楽しみに…しといてくれ!