…が、暑い、後ろの座席だけは陽の光を燦燦と浴びて、温度も上がっていたようだ。
クーラーは掛かっている、が効いていない。
厳密に言えば、私のいる後ろの席まではクーラーが効いていないのだ。
運転手さんに、恐る恐る言った。
「すいません、窓開けていいですか?」
「・・・ちっ、クーラー掛けてるよ」
「あの、後ろの席は結構暑いんですよ」
クーラーの吹き出し口は、思いっきり運転手の方向へ向いている。
「・・・すぐ近くだから」
(すぐ近くだから何だ・・・我慢しろってことか)
しょうがないなあ、と思って後部ドアのウィンドウの作動スイッチを押す。
何の反応もない・・・つまり運転手がマスターで作動不能にしているのだ。
「あの、これ動かないんですよ、動かしたいんですけど」
「・・・(無視)」
「運転手さん、窓を開けたいんですけど・・・」
「・・・(再び無視)」
10秒後、いきなり窓が前回になった。(私は動作が不能で調節できない)
とても、とても、マンモス感じ悪い親父だ。
個人タクシーは、当たり外れがあるなあ・・・何でも楽しまなくちゃ…いけません。
領収書をもらったので、相手はすぐに分かります。
どこの誰だかしっかり分かるのですが、お年寄りに…というより、
そもそも接客業を理解してない人に、クレームをつけてたら自分までおかしくなる。
目的の松本城前で下車。(あー、感じ悪かった)
松本城は、さすがに国宝だけあって、素晴らしいですな。
嫌な気分を一新してくれます。
城の中で国宝として指定をうけているのは、多分ですがこの松本城、
犬山城、彦根城、姫路城ではないでしょうか。
少し低いですが、天守閣にも登りましたのでレポートしましょう。
天守一階の周囲は、内側よりも50センチ低く作ってある。
それは、戦闘の際、武士が矢玉を持って走り回るからだって。(ふむふむ)
写真で見るとこんな感じです。
四隅の壁から張り出して、下方に開口(平素は蓋をする)する構造を石落(いしおとし)。
石垣をよじ登ってくる敵に対して、文字通り石を落としたり、
弓や鉄砲を撃って撃退する装置なのだ。
松本城は、他の城と比較してその数が多いと聞きました。
6年ほど連続で続けている長野の司会研修会。
今まで一度も訪れたことがありませんでした。
こんなに綺麗な城なら、もっと早く訪れるべきでした。
明日は、研修です。
早めにホテルに戻ります。
写真撮るだけ撮ったぜ…明日につづく。