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2008年06月19日

初級講習会in大阪終了 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

大阪での初級講習会が終了しました。
これが、この春最後の初級講座ということになります。
参加者は関西を中心に九州までが勢揃い。
流石に通夜前の火葬の地域はありません。
2泊3日を大阪で過ごすことになった、受講生の皆さん。
もうかりまっか?
ボチボチでんな…てなわけで。


会場は「マイドーム大阪」という所で、隣は大阪商工会議所だったような。
(大阪焼香会議所じゃないよ)
「マイドーム大阪」とは、何か名前が面白いというか、
ワルノリしてる感じもしますよね。
ここの8階以上がカンファレンス会場として貸し出しているようです。
一見便利だが、公共のモノは時間にも厳しいですな。(使いづらか)
さて今回も司会の講習のお話ではなく、その前後のレポートを。
新人の皆さんが、納棺の説明を受けて、実践を積むシーンです。
20年前の自分の姿が思い出されますなあ。



故人役も新人ならば、葬儀社役も新人。
汗をダラダラ流しながらも、必死に講義を受ける姿は感動ものでした。
人の死を厳粛に受け止めて、お手伝いをさせていただく。
最後の旅支度のお世話をするということが、どういうことなのか。
一人ひとりが、近い将来、担当者として活躍するために…。
遺族の悲しみを共有し、寄り添い・・・。
未熟ですが、合掌の姿だけは、心がこもっていましたよ。



初日終了後は、交流会を持ちましてお酒を少々。
私も全国の葬儀の在り方が様々なことや、
待機説法の中から、嘘の話の自利や利他について。
嘘にも色々あって、自分のための嘘は自利といって厳禁。
しかし待機説法の中で、相手のレベルに合わせ、
相手の利益のためにつく嘘…利他は、宗教上では許されています。
例えは方便(嘘も方便の方便など)、それから別時意など…。
別時意は、たとえ話として良くお話しています。

それから地獄について。
地獄とは、インドではなく、中国で出来たもの。
善導大師が考案したとされていますが、無学な人にも、
例えば字が読めない人たちにも、仏道の教えを広めたい一心で、
地獄の発想があったとも聞いています。
実際、中国にわたった仏教が道教と習合していく過程で広まり、
有名な閻魔大王は中国の十王信仰の影響だとも聞いていますので。
更には今回、精進についてもお話しました。
精進とは、どういう意味?(また後日ね)
葬儀の歴史というよりも、裏面史の部分をお話させてもらった。
皆さん興味津々で、これから少しは勉強する気になったかな?
そして翌日は司会講習、私の登場ですが、ここの部分は割愛して、
お昼の写真だけどうぞ。



そして幕張の講習会のレポートへ。
講師の先生お二人が、練習用の幕をバックに写真を撮らせてくださいました。
講習のための準備が、一番大変なんですね。
準備に半日かかります。(お疲れ様です)
若いから出来るんですね。



U講師とO講師です。
若いお二人ですが、とても優しいのです。
私は若い時から人間が出来ていなくて、すぐに怒ったりしたんですが、
このお二人はとても人間が出来ている。
穏やかなんですね。
昔は、幕の講師というと、それはそれは…一癖も二癖もありましたがな。
時代は確実に変わっています。
私は明日、トップセミナーへ。
では、皆様お疲れ様でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年06月19日 09:00

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