おもろ~な山ですよね。
ナンだかいつもこの山を見ると懐かしいような、
暖かさを感じるのは私だけでしょうか?
何ていう名前の山ですか?ご存知の方、いらしたら教えてくださいませ!
私はセミナー前日の夜に、駅からタクシーで直接研修センターの宿泊棟に入ります。
年間3回伺いますので、管理人の方とも顔なじみです。
この研修会には新人スタッフ向けのカリキュラムが満載です。
いたれりつくせり、様々な広い知識が学べます。
今回も、事務局のT様には、大変お世話になりました。
接遇セミナーも様々に変遷を重ねての今があります。
今年はさらにバージョンアップした内容になりました。
この広いセミナー会場の二部屋を使って、ロールプレイングをお届けしております。
但し、準備は大変です。
式場や応接室を作るのですから・・・。
しかしながら心配は要りませんでした。
葬儀スタッフは現場仕事には、最強の軍団です。
T氏の説明を聞くと、皆さんが率先して式場作りに取り組んでくださいました。
誰が何を言うまでもなく、ちょっと私がリードしただけで、
「ハイ!式場の出来上がり!」
本当の式場と見間違うほどに、いい環境の中で思う存分に動きの勉強が出来ました。
近年、新人といっても、中途採用での葬祭スタッフが増えました。
中には、「右も左も分からない世界の中で、ちゃんとやって行けるだろうか・・・」と、
不安な気持ちを私に打ち明ける方も多いです。
そんなときに、私は思いっきり元気づけて、勇気づけてあげます。
だって、それなりの覚悟を持ってはじめたことです。
腹をくくって、行くところまで行くしか、ないじゃあ~ありませんか?
以下は、そんな思いを込めて、このセミナー冒頭で話した内容です。
皆さんを目の前にすると、私が新人だった頃を思い出します。
20年近く前から接遇マナーの講師をしていますが、
11年前に「葬儀スタッフ向けの接遇研修会」を頼まれました。
一旦はお断りしましたが、結局、他に誰もいなくて私のところに話が戻ってきました。
葬儀スタッフ向けに接遇の講師をしてみたら、本当に難しかった。
私が葬儀の世界を知らないわけですから、出来るわけがありません。
「現場のことを知らなかったら、教えてはいけない」
「プロの葬祭接遇講師になりたい」
「葬儀屋さんを支えたい」という理由で、そのとき私は葬儀の世界に入りました。
本当に、右も左も分からない世界でした。
見学だけをさせてもらえる葬儀屋さんもありました。
でも私は、派遣社員という形を選びました。
派遣スタッフとして現場に行けば、求められる仕事が出来なければいけない。
「講師になるために、現場にいます」という理由は使えませんでした。
そんなこと葬儀社様には一切関係ありませんから・・・。
しばらくは、頑張りながらも、どうしようか悩んでいました。
「やめようかなあ・・・どうしよう・・・」
中途半端な気持ちでいても、何も身について行きませんでした。
少しずつですが、周りの人を見る余裕が出て来た頃に、見たものは何だったか・・・。
そこにいるのは、悲しんでいる人と、その人を支える葬儀屋さんでした。
葬儀スタッフ達が、一生懸命に仕事をする姿を見ました。
それからです、頭の先まで、ドブンと飛び込んだのは・・・。
一旦は、今まで積み重ねて来た、様々なキャリアを捨てました。
怖かったですけど、今となればそれが正解でした。
明日へつづく。