あのー、遠くて遠くて…鹿児島の市町村自治会館に着いたときには、ヨレヨレです。
久しぶりに立ちあがったら、ほんとにヨレッと。(もう嫌っ!)
バス停には事務局の方がしっかりお迎えに来てくださいました。
(とりあえず、ここでホッとします)
間髪を入れずに、昼食と打ち合わせが開始。
仕事モードにスイッチが切り替わります。
今日は1時からスタートして、7時30分までの研修会。
明日は、8時45分集合の9時スタート、終了は4時30分の予定。
この昼食は近くのホテルでご馳走になりましたが、結婚式場が…。
どうですか、いま流行のガラス張りで、背後には海と桜島が望めますよ。
椅子もスケルトンで統一し、南国ムードが漂う空間演出です。
葬祭の空間演出も、最近は似てきていますね。
そして私が驚いたのは、自治会館の建物なんですが、ホテル?
あのー、鹿児島県では、こういうのを自治会館ていうのですか?
何かイメージが覆されるような…正直宿泊は自治会館と聞いたときは、
せめて個室にしてね…と思ったくらい、完璧に絶望していました。
それが、この素晴らしさ…聞けば露天風呂やサウナまで完備されているらしい。
部屋も完全にホテル並みで、テレビは薄型で画面クッキリ、
眺めは桜島が拝めないのは残念だったが、鴨池の街並みが見渡せました。
また1階には、ロビーのようなスペースがあって寛げます。
さて研修です。
葬祭ディレクター1.2級の受験者が合同で学びますが、
私にとって懐かしい九州へ来たからでしょうか、
私の舌も絶好調(舌好調)で、つい色んな事柄までお話してしまいます。
楽しいのは私一人??…いえいえ、決してそうではありません。
5年ほど以前に、鹿児島は研修でお世話になりました。
その時は感じなかったのですが、受講生に女性が圧倒的に少ない。
伺ってみれば、女性の占める割合は、かなり低いとのこと。
えっ、じゃあの時は…外注が多かったってことか…。
そんな話から、前日に伺った埼玉の葬祭ホールの女性館長の話が…。
去年の秋に、交流があって、鹿児島から埼玉にも見学に来られたそう。
(へえー、面白いね)
鹿児島の葬儀の特徴は、何でしょうか…所謂、葬式饅頭の代わりに羊羹ですか。
シカ花も、一対が主流のようですし、福島県のように大根の桂向きもしません。
そう言えば、一つ聞き忘れたことがありました。
鹿児島県も中国の風習の影響を受けていて、石碑や石版、または壁に直接、
「石敢當」(いしがんどう・いしがんとう)と書いてあるらしい。
そうすると、キョンシーのようなお化けの方で、勝手に曲がってくれるらしいのだ。
鹿児島のお化けも沖縄と同じように、まっすぐしか進めないのかな。
初日の夜、講師の方と事務局の方とで食事に行きました。
明日があるので1時間程度でしたが、その中で興味深い話が。
メモリアルコーナーで飾ったものの中で一番大きいのは、
ドラム…ブーっ、バイク…ブーっ…んー何だろう。
正解は、クレーン…ときたもんだ。
参るよ、ホント…ここの会社はタクシーを飾った事もあるらしい。
大きさに、限界はないんだよね…参りました。
駐車場に飾ったらしいのだが、素晴らしいじゃないですか。
良い宣伝にもなるでしょう。
この後私は、自治会館に戻って露天風呂にサウナで一汗。
体は疲れましたが、いい気分でしたよ。
二日目の講習もいつも通り、帰りはバスで空港まで…いやあ、遠いわ。
今日も羽田に泊まります。
桜島よ、さらばじゃ。