今年の講習会を見ての第一印象は、「女性が自信を持っている」ということです。
1級受験者の中でも、2級を取得せずに1級を受験される飛び級受験者が、
半数以上いらっしゃったのですが、女性の方が多かったように思います。
本格的に女性スタッフが葬儀を牽引いきそうな勢いを感じました。
男女雇用機会均等法が性差別を禁止しておよそ10年。
さまざまな業界で女性の躍進が目立っていますが、
葬儀の女性進出が一番進んでいるかもしれません。
さて、受験者対策は実技筆記、接遇、司会、幕張の4科目を対象としています。
2日間かけて上記の4教科をこなしていくのですが、
1日目は、ほとんどの時間を割いて実技筆記を行いました。
テキストは分厚い、量が多い、覚えなくてはいけない知識レベルが高い…。
やはり、受験というのは大変ですね。
ただ、皆様既に予想済みという反応で、テキスト量を見ても特に驚きはありませんでした。
むしろ、「さぁ、やるぞ!」という覚悟のような雰囲気がありました。
2日目は、接遇、司会、幕張。
弊社は接遇司会を担当させていただきましたが、
かなりの数の実演練習を繰り返していました。
数をこなす事は、去年よりさらに力点を置いていた事だったと思います。
2人一組になって、受験者、審査員の役割を交互に変え、
お互いをチェックし合うこと10回は数えたのではないでしょうか。
最初に「型」を説明し、数をこなしていく事で、
徐々に「やり方」が馴染んでいったように思います。
これは、なかなか一人ではできないことですね。
数をこなす。質より量。量が質を作る、と言いましょうか…。
数を多くこなすことで報われるということは、
何も受験対策に限ったことではないですが、改めて重要性を感じました。
最後に一つ、うれしい出来事。
受験者対策の翌日、受講者の方からメールをいただきました。
『…葬祭ディレクター審査対策に関しまして、どのように対応して良いか、
わからない点がありましたので、受講して良かったです…』
要点を抜粋させていただいた形で恐縮ですが、
「良い所だけ抜粋しただろー」と言われるかもしれませんが、
それでも、態々メールを頂いたことなんて、司会研修を含めても初めてかもしれません。
満足いただいて非常に嬉しい限りです。ありがとうございました。
まぁ、自負してしまうことになるかもしれませんが、
受講生の皆様のご協力もありまして、
今回の葬祭ディレクター受験者対策講習会は非常に良かったものだと思っております。
皆様、2日間たいへんお疲れ様でした。
お仕事と並行しての受験勉強になるかとは思いますが、
御身体にはご自愛ください。