当初は、決して巧い人ばかりではなかった。
研修開始後4~5年して、皆の司会そのものが一変した記憶がある。
また、葬儀の司会として、この地域はやるべき事が明確に決められていた、
という点も研修効果が上がった理由として見逃せない。
そして、継続して研修を実行する事務局の方々の苦労も大変だったろう。
最近、研修会に顔を出してくれるメンバーから、元の先輩の名前を聞くこともある。
古い連中とは、もう顔を合わせなくなってきたが、それでも懐かしく思い出す。
ここの司会の特徴は、何と言っても「癖の無い」「聴きやすい司会」に尽きる。
今回の研修でも、読み合わせを中心に徹底的にトレーニングをした。
女性同士の負けん気が生む緊張感も味わいがあってヨロシイですな!
遺骨降壇(遺骨退場)のナレーションを作って、もう何年になるだろうか。
私自身は、遺骨降壇をやったこともなければ、見たこともありません。
お話を伺って、そのイメージだけを頼りに作品を作ってきました。
また女性が読み手であることも前提にしていました。
私が読むのではなく、研修に参加された女性が読むという前提は、
私にとってナレーション作りの世界が拡がったのです。
長野の皆さん方の手元には、たくさんの原稿が集まっていったことでしょう。
この日、葬祭ディレクター試験当日と重なったため、参加者は少なかった。
その分、余計にマイクリレーが回ってきて休む暇が無い。
が参加者には、個人レッスンの時間が増えたと思いクタクタになってもらうしかない。
そして数年後には、皆さんも葬祭ディレクター試験を受けるのでしょう。
その時、司会の実技は楽ですから。
最近、とても真面目な男性司会者が何度も顔を見せている。
もっと早い時期に、つまり葬祭勤務の初めの頃に顔を出してくれていたらと残念だ。
司会は、実技を伴ったサービス業であり、その基礎の部分は、最初が肝心なのである。
最初に、テクニックというルールを知らなければ、癖が生じるのは当然。
そんな彼らのために、普段見ているTVCMからの勉強の仕方も実演した。
何とか頑張って、癖の修正に取り組んでほしいと思っている。
皆様、大変お疲れ様でございました。
<追記>
これからもFUNETの無料音声(毎月1つ)は聴き続けてください。
あっという間に、癖が無くなりますからね。