いつもの研修と同じように前泊するのですが、この深谷駅は立派です。
レンガで有名な場所なので、東京駅を模して作っているらしい。
この日は打ち合わせも無く、夕刻にはホテルに投宿し、夕食後街を散策ダイエット。
ところが、メインストリートを一本外れると、釣る瓶落しか…真っ暗!
何々、何も無いじゃない…しかし、よく見ていくと呉服屋・煙草屋・時計屋・
八百屋・酒屋・花屋・銭湯・食堂などが道の両側に広がっている。
…日本中に広がっているシャッター商店街の典型だった。
深谷駅の立派な作りとは対照的な街の寂れ具合が何とも悲しい。
それでも歩いていく途中、深谷シネマ…深谷映画祭を発見。
これも町興しの一環なのだろうか…んーと首を捻りながらも、頑張っているんだなあ。
ただ、そのパワーをもっと別な使い道もあったのでは…。
今となっては、商店街の活性化は難しいですなあ。
地域によって多少の違いはあるだろうが、今思えば昭和40年~50年の時期に、
所謂商店街の将来を担う大きな転機を迎えていたようである。
その頃に、10年後20年後という将来の展望を見据えていたかどうか?
きっとチャンスはあったはず、見過ごしたのではないか?
翻って、今の葬祭業界…さて、どうなんでしょう???
今こそ過渡期と言われているのに、どうしても地域の習慣が優先したり、
あるいは僧侶の考えが優先したり、まさか葬儀社の考えが優先したり…
家族の思いを重視した物の考え方をしているのでしょうか。
見積書一つを例にとっても、行政の書類とそっくりな形態が多く、
<ふりがな>の欄なんかとても小さくて、はみ出して当たり前。
なるべく一枚で全部入ったほうが経理上とても便利らしく、
自分たちの考え方・都合が優先してはいないだろうか。
葬祭業はサービス業ですよ、肝に銘じて再考しましょう。
顧客のニーズの変化に、将来を見据えた対応をしているのか。
そんな複雑な思いで、ダイエット散策が終了した。
さて翌日の研修会。
不思議なことに、今年は全部で3回お邪魔しているが、全てその日に通夜が入った。
だから言ったでしょう、死神だって。(笑)
結局、(泣く子も黙る通夜が入ったので)研修時間は変更して9時~4時まで。
内容も大胆にカットしながら、それでも全員になるべくマイクが回るように、
葬儀司会の実践練習を中心に参加してもらった。
ステップ2は、例えキャリアが浅くとも、実践形式でやるのが特徴。
皆さん個性が違う、その独自性を大切にしながら、多少の発見もあったし、
他者を見る目、他者を聴く耳を待つことが司会者を目指す上で如何に大きいか。
先輩は後輩の面倒を見ながら、それが巧くなるコツでもあるし、
後輩は遅れないように、必死で先輩について行く。
資料もたくさん渡してあります、後は平素からの努力次第です。
お疲れ様でした。