まず、基本の動きや言葉が入ったテキストを使い、
スタッフ皆さんの中に葬祭ホール接遇のイメージを作っていただきます。
同じ葬儀社団体ですが、広い県内では細かいことがそれぞれに異なります。
ですからあくまでも基本のラインをお伝えして実践していただきながら、
ご自身の葬祭ホールに合う形を考えていただくことになります。
しかし、葬儀接遇の基本に大きな違いは無いようです。
今回の研修会は、女性スタッフ中心に、
葬祭ホールの葬儀進行やレイアウトになぞりながら、
細かいことを決めて行く作業を中心に行いました。
中には、これから葬祭ホールが建つ県北の男性リーダーお二人が来ていて、
ホールをどのようにしていくか・・・などを考え、話す姿が印象的でした。
既に競合他社が葬祭ホールを持ち、仕事をしているそうです。
後発であるからこそのメリットを多く掲げて、
全員が頑張って、追いつき、追い越すことです。
一人ひとりが自分のこととしての意識を持ち、日々がんばることしかありません。
リーダー達は、大きな責任と共に、
それ以上のやりがいのある仕事をこなして行くことでしょう。
真剣に向き合う姿には、意気込みを感じました。
皆さん、大変お疲れ様でございました。応援しています。
頑張ってください!
追記…
この日、その葬祭ホールには初めてのケースという、
「病院から直送のご遺体」が到着することになり、
研修会場は途中で会議室へと移動になりました。
この地域でお亡くなりになれば、どなたも一度はご自宅にお帰りになり、
葬祭ホールでの葬儀を希望する方は改めて葬祭ホールにお入りになるということです。
自宅に帰らないということになれば、自宅の祭壇飾りや諸々の仕事が省かれます。
それは、遺族側に金銭的な負担がかからないということにも繋がります。
しかし、葬儀社側にとってはちょっと問題ですが…。
この葬儀社様で、初めてのケースが出たということで、
研修会に集まっていたスタッフの皆さんも驚いていました。
東京などは、そのようなケースは多く、
「敢えて自宅には帰さない」(遺族がご近所に知られたく無いと思う)方や、
病院から直接に火葬場へ搬送されて、荼毘に付されるケースもあります。
東北地方の町にも、今まで例を見ない葬儀の簡素化が進んでいるということです。
地方の風習や慣習にとらわれないやり方を、
遺族が望みはじめていらっしゃるということかもしれません。
葬儀社側は、お客様のニーズにお応えするべく、
新しいケースにも積極的に対応していくことが求められているのでしょう。