私の記憶によれば(最近物忘れがひどいですが)、
4,5年前までは、司会研修の参加者は男性が比較的多かった。
今思えば「葬儀は男性がするもの」という考えの、
終焉の時期だったのかもしれません。
その時期にも女性参加者はおりました。
男性陣の中を割って参加しているのですから、
それは逞しい女性だったのだろうと思います。
今は葬儀業界をリードしている人たちなのではないでしょうか。
一方、今回の数多くの女性参加者は、
「女性が葬儀をして当たり前」という雰囲気が既にあった様に感じました。
また、私たちが葬儀を引っ張って行くんだという前向きなオーラを感じました。
(立場的にも、そういう方が結構いらっしゃいました)
女性が女性らしい感性をそのまま活かしていける今の雰囲気が、
これからの葬儀を作っていくのかなとも思います。
女性陣に、FUNETも感触が良かったように思います。
案内書を置いていていると、僅かな空いた時間にパラパラめくっている。
FUNETのパネルを眺めている。
「この案内書、いただいてもよろしいですか?」と問い合わせを受ける。
情報収集にとても積極的な方が多かったと思います。
FUNETに限らず、葬祭に関する情報は全て吸収したい気持ちも感じました。
問い合わせも受けました。
「井手講師の言っていた●●という冊子は、ここには置いていないのですか?」
「他にも情報があれば、教えていただけませんか。」
御経本やエンディングノートの発売元も、
記録されている方が多かったように思います。
館長や取締役といった立場の方だけでなく、
一般のスタッフも熱心だったのが印象的でした。
全体的にモチベーションが高かったのかもしれません。
昨日のエッセイにもありましたが、
今回の研修では、「○×問題」が特徴的だったと思います。
【クイズ】というコミュニケーションは素晴らしいですね。
研修という場ではなかなか発表しにくい、
回答を求めても返答が返ってこないことが多い…のですが、
○や×の札ならドンドン挙がります。
アンケート調査等も、こういう感じでできれば良いのでしょうね。
盛り上がっていました。
今思うと、各参加者が気軽に考えをアピールできるので、
司会の課題発表前のクールダウンにもなっていたかもしれません。
また、こういったコミュニケーションを通して席の隣の方とも仲が良くなるようで、
休憩時には隣通しで話をされている方も多かったと思います。
講師から参加者へのコミュニケーションのみになるではなく、
参加者からも発信されるコミュニケーションの仕組み作り。
研修にとって、有効なことなのだと実感しました。
参加者の皆様、遠方の方も多くいらっしゃいましたが、
お疲れ様でした。