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2008年10月14日

葬儀司会技術講習会を終えて その1 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

平塚と福岡で、一泊二日で執り行われるJAの徹底した葬儀司会講習会。
平塚だけが終わり、参加者は28名、内訳は男女半々で14名ずつ。(ピッタリ)
関係ないけど、確か蓮如上人の子供が27名で、内訳が男14女13だったかな。
(ごめんなさい、あやふやな記憶なものですから、間違っているかも)
いずれにしても、葬儀司会専門の講習会としては…ちと多すぎました。



そして今月の21日・22日に福岡県のJAふくれんビルで福岡バージョン開催です。
関西方面から、九州の皆さん、是非ご参加ください。
(※現在、非常に少人数と伺っています)

女性でも一泊二日の講習会に参加されるとは、10年前には考えられなかった。
ホールの激増で女性の活躍の場が増え、研鑽を積むようになったのだ。
サービス業で徹底した顧客目線が望まれる今、女性なくして葬祭は立ち行かない。



(懇親会です)

この10年間で、葬祭の現場も大きく変わりました。
遺影写真…そもそも街の写真屋さんが少なくなりましたねえ…。
それだけではありません、四つ切から、大四つを経て、今では半切へサイズアップ。
白黒写真だったものが、フルカラーへバージョンアップ。
アナログからデジタルへ根本が大きく変わっています。
それなのに、未だに遺族のアルバムから故人の写真を預かってきていたり、
アナログの時代じゃないんだからさ、デジカメでデータを撮ってくるだけでいいんだよ。
祭壇の変遷にしてもしかり、会葬礼状や遺族控え室や女性トイレの工夫など、
いちいち数え上げたら枚挙に暇がありません。



葬儀司会も、周囲の環境の変化に伴い、大きく変貌を遂げています。
それが今回の講座の「核」となる部分、全てのテキストの源です。
詳細は紙面では省きますが、テキストは全部で5冊。
その他、著作権に関する資料やら葬祭知識のクイズやらとバリエーションも豊富。
受講された方のアンケートには、私の講座としては珍しく「楽しく学べた」が多い…
というのも、私は怖いというイメージが付いているみたいなのです。
(えーっ、うっそー!とっても優しいよ)



ところが最近の受講生は、10年前とは様変わりしていて、
感性…例えば音感が優れていますし、音の流れをコピーするのも巧みなのです。
言葉には<向き>があるし、文節にも流れという<向き>があります。
またマイクテクニックを教えても、すぐに対応してくれます。
やはり10年はひと昔で、時代が人を生むのでしょうか。
教えるテクニックは全く同じなのに、今の人は上達が早い。
そして、以前から申し上げているとおり、葬儀司会はナレーションだけではない。
アナウンスや弔電や、その他ポイントとなるべき所はどこにあるのか。
その辺りのニーズを顧客目線で捉え、司会に反映させていくとは?
葬儀司会全体を、様々なバージョンで体験するコーナーもあります。

是非、来週(21日.22日)のふくれんビルにもご参加ください。
もう一度、研修の目的となっている部分を抜粋しておきます。
【こんな方へ】
<故人らしく、遺族が望むような葬儀司会を目指したい>
<葬儀司会がワンパターンで、マンネリ気味を打破したい>    
<時代のニーズに合った、様々なパターンを知りたい>
<葬儀司会に関わる様々な知識を習得したい>



(葬儀司会の様々なバリエーションを体験する皆さん)

さて、このエッセイが掲載される頃、私は大分県での北部九州4県合同の研修会で講師。
70名のご参加らしく、今回のテーマは「家族葬」。
サプライズを何にしようか迷っています。
あーあ、別府の<地獄巡り>する時間は取れそうもありません。
こちらの報告もお楽しみに。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年10月14日 09:00

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