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2008年10月20日

北部九州4県合同JA葬祭事業研修会を終えて【1】 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

恥ずかしながら、この歳になっても、地元に帰ってくるのはどこか面映い。
30年前とは風景がすっかり変貌していても、あの頃の自分は心の中にいるからだ。
眼を閉じれば、活気に満ちた大人たちの喧騒が聞こえてくるよう。
石炭産業の斜陽をモロに受けた炭鉱の街の侘しさは、今となっては逆に懐かしいです。

さて、九州は台風の影響も考えられるので、当日入りではちと危険。
というわけで、福岡の親戚の家に前泊で準備万端。
ただ、折尾から別府まで特急ソニックに乗車しても1時間半。
つまり羽田~大分の飛行時間と変わらない。
それでもね、大分空港から別府まで、高速バスで約1時間は掛かるからさ。


この折尾駅は、かつてハブ駅で栄えた場所。
鹿児島本線と筑豊本線の交差点で、国内初の立体交差型の鉄道乗換駅。
狭い場所に、実に複雑に、巧く作ったもんだ。
駅弁は戦前からの駅弁屋「東筑軒」が駅構内売店2箇所に加え、
今や珍しくなった鹿児島本線ホーム上の立売でも駅弁を販売しています。
私の好物である駅弁「かしわめし」が迎えてくれました。
(是非、かしわめし食べてみてください)



15年位前かな、この駅で「みたびの海峡」という映画を撮りました。
全然ヒットしなかったのですが、三国連太郎さんと風間杜夫さん主演、
(その他物凄い豪華キャストだったのですが)地元の作家・帚木蓬生原作。
私は、地元方言指導で主演のお二人に密着していました。
映画に関するコメントは関係者として控えます。
ただ一月ほど小倉の旦過(たんが)市場近くに宿泊し、とても面白かった。
毎晩のように飲み歩き、風間さんは目を真っ赤にしてホステスを笑わせ、
林隆三さんはピアノを勝手に弾いて唄うし、皆で焼肉三昧…。
大変良くして頂いて感謝しております。
確か日韓協同の最初の映画だったような記憶がありますが、曖昧です。



おおっ、いつの間にか別府に到着しました。
ソニックのグリーン車は、スリッパ付きなんですね。(面白い)
この別府で、特急「にちりん」と接続。(真っ赤な車両にヘッドマークはRとE)
このまま乗り換えて宮崎まで行っちゃうか…講師行かんと事務局泣くわな。
…てなわけで、下車。
(ソニックの車内はこうなっています)



指定のホテルまで、タクシーで行きながら世間話。
別府の街並みは、田舎だけど区画整理をされた地域も在ってどこか都会の雰囲気も。
暮らしやすいので、歳を召されてからの移住する人も多く、
何より珍しいのが、所謂町会(自治会)機能が働いてないということに驚き。
観光地の田舎って、場所によってはそんなものなのか。

さあ、では出陣です。
あっホテル間違えた…えっ!案内書にはアネツクスって書いてないよー。
格好悪いなあタクシーで乗り付けたのに…向かいのホテルまで歩こう。
受付がありました…相変わらず頑張っていらっしゃいますねえ各県の担当者様。



集っておりますな、ざっと60~70人の参加ですかね。
席次表を見せてもらい、主催県大分の人数の多さにびっくり。
―――大分県さあ、単独で葬儀司会の研修会やらない?
絶対巧くしてみせるから…と心の中で思っていましたーーー
会場を見渡せば、知っている顔が数十人はいます。
当たり前だよね、葬祭ディレクターでも毎年のように4県合同だしね。



今年で11回目になるこの勉強会、私は4回目の登場なのです。
(因みに、加藤が1.2度お世話になっています)
この研修会の良さは、時代の流れを見ながら毎年テーマが変わるのは勿論、
ホールの所長やら支配人といった偉い人も、皆同じ土俵で学ぶというのが良い。



(FUNETでお世話になっている方が偶然お隣同士に)


さて、私に与えられたテーマ・葬祭業界の情勢と今後の展望ついて、
とりわけグループ討議の課題として「家族葬について」の講演がスタートします。
では、つづく。

<オマケ>
実は今日、また福岡に入る。(とんぼ返りだ)
明日からの葬儀司会研修が楽しみだ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年10月20日 09:00

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